ニュージーランド  Mtクック紀行
1996.12.18〜31日

サザンアルプス

冬の最中の12月下旬。
南半球のニュージーランドは初夏から夏の季節です。
大阪から格安チケットを手に浪花女3人で日本を出国。
ニュージーランドでの前半1週間を現地人の知り合い(同行者の友人)宅である北島のオークランドと実家がある南島のネルソンで現地の日常生活を体験。
海岸での乗馬、カヤック、牧場での乳しぼりとすべて始めての楽しい経験でした。
そして、市内の登山用具店で思い思いのウェアーを仕入れニュージーランドスタイルで、今回の旅の目的でもあるMt.クック村に移動。
ここからは現地人の知り合いとは別れて私達3人のまさしく珍道中のはじまりです。
クライストチャーチから30分程度のフライトで到着します                                     

                                             


Mt,クックでの第1日目はY・Hです。
施設内はシャワー室、談話室、大きなスペースの自炊室と設備は抜群。
旅慣れた外国人の旅行者たちが夫々のお国柄の料理を楽しんでいました。

この日は12月23日。私たちは1日早いが村の最高級宿泊所でもあるハーミティジのレストランでクリスマスイブを過ごすことにしました。レストランでの費用は3人でNZ$82。
ニュジーランドでの食事は安くてボリュームたっぷり。但し水は高く、グラス1杯$6.5もするのです。
ちなみにビールは$4です。
2日目からはやはりY・Hではおもうようにリラックスできないとあって、ハーミティジの中にあるインフォメーションでモーテルの空きを入手し移動。
一室$140(一人$45)と多少高いが、コテージのついた広い2LDKの部屋は毎日掃除とベッドメーキングのサービスもあるホテル並の快適さです。
村の雑貨屋で食材を仕入れこの日からはまた自炊。

Mtクック村には2,3時間の周遊コースなどから実力に応じたトラッピングコースがあり、どこからもサザンアルプスを仰げます
この日はフッカーバレー(氷河)まで約6時間のトラッピングに挑戦。
ニュージーランドでは本格的な登山をトレッキングと呼び、ハイキングはトラッピングと言います。
ハイキング道は整備もいきとどいいた緩やかな登り下り。終始真っ青な空と雪を抱いたサザンアルプスの雄大な光景に疲れを感じることもありませんでした。
必要に応じてガイドも依頼ができるようですが、登山経験のある人なら自分達でも充分大丈夫です。
トラッピングの足元には、高山植物があちこちに可愛い姿を見せてくれます


Mtクックディジ

Mtクックリリー

地面から約15cmほどの高さ。花びらは直径2.3cmのとっても小さい植物です





河の最先端までがトラッピングでの可能なコースです。
火山の堆積の為なのか氷河の水は乳白色に近いエメラルド色です。





ホンの少し疲れた足を浸したもののあまりの冷たさに慌てて退散。

翌日も他のコースへ。Mt.クックは晴天の連続でした

楽しい4日間を過ごし最終地のクライストチャーチへ移動。
ニュージーランドで唯一のホテル生活を3日間過し大晦日の12月31日に帰国しました。

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