紅葉真っ盛りの涸沢カール
2005年10月6日〜7日 晴れ
上高地---徳沢園---横尾---涸沢(ピストン)


梓川と穂高連峰
超メジャーな涸沢の紅葉
飽きるほど、山岳誌などで紹介されているので
この紅葉時期の連休ともなると大変な賑わいと
のこと。
でも、一度は自分の目で見てみたい。
混雑を覚悟の上で、連休を利用して計画を立て
ることにする。
天気はどうやら連休に向け下り坂。
涸沢ヒュッテの紅葉便りでは6・7日頃が全盛とのこと。
当初の予定を急遽変更し、友人のしいのみさんと
6日朝に出発。
明神岳
大阪を出発した時は、まだ曇りかちだったが、
松本からバスに乗る頃には、快晴の青空。
連休2日前とあって、予想外に混雑もなく、
お決まりのように河童橋から穂高連峰を仰ぎ
みる。

上高地に正午過ぎに到着なので、横尾泊まりに
と思ったが満室で徳沢園に宿泊することにする。
徳沢園の夕食
徳沢までは何度か行ってるが、徳沢園に泊まる
のは初めて。
20畳ほどの相部屋に8人という余裕の宿泊と、予想
外のご馳走に、満足(^ー^)
温泉に浸かって、早々に眠りにつく。
翌日(7日)は涸沢あたりは午後から天気は下
り坂とのことで、朝食を弁当にしてもらい、6時前に
出発。

横尾への林道から、前穂高のモルゲンロートに思わ
ず足が止まる。
前穂高のモルゲンロート
横尾大橋から
本谷より北穂高
横尾からは初めて歩くルートとなる。

なんだか、鋭い山容が見えてきた。
北穂のようだ。
穂高連峰のどこかだろうとは判るのだが、二人
とも、あまり詳しくない。
すれ違った、登山者に確認しながら足を進める。
前穂高
本谷橋の手前から、前穂が・・・
すとんと落ちた壁は屏風岩のようだ。
カールと奥穂高
本谷橋からは、ガレの急な歩きとなるが、特に
危険な箇所もなく、高度をあげていく。
ダケカンバなどの木が色づき、登山道は黄葉の
アーチ状態。

カールに近づいてきたのだろうか、真っ青な空
と赤、黄色、緑などのコントラストの中、名だ
たる穂高の山々が飛び込んでくる。
カールと奥穂高と涸沢岳
もう足は前に進みません。
感激でいっぱい。
何枚も、何枚も写真を撮りながら、心はウキウキ
です。

下山してくる人が、「カールは、もっと凄いよ」
「今日が一番良い紅葉だよ」と声を掛けてくださる。
カール直前からの北穂高
眩しい位の青空と展望に夢ごこち。
奥穂高 涸沢岳 北穂高
涸沢岳と北穂高岳
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐。
やはりすれ違った登山者の情報で、小屋に宿泊
することに。
混雑を予想していたが、ここでもラッキーな事に
10人部屋に6人と余裕の宿泊となった。
カールの中を歩いたがテンバも空いてるようだ。
涸沢岳と涸沢槍
北穂高
奥穂高
受付を済ませ、パノラマ周遊コースを歩くことに
する。
奥穂方面へ30分程、登ったところで、大きな
カメラを抱えた人が、素晴らしいビューポイントがある
と教えてくださる。
その場所には、アマチチュアカメラマンが4人。
邪魔をしないように、側で私たちも写真を撮る。
あまりの素晴らしさに動けなくなり、同じように
その場に滞在。
親切なカメラマンの人たちで、私たちに、カメラを
覗いてみても良いと声を掛けてくださる。
感激!
1時間ほど、ゆっくりし、奥穂との分岐からカール
の方へ下ることに。
常念岳
振り向けば、常念山脈もくっきりと見える。
綺麗な山容だなぁ〜〜〜。

カールから前穂高
カールから、陽が沈みかけた前穂が。
T峰、U峰・・・と岩稜が目の前に。
凄いなぁ〜

テンバに下った来た頃、雲が出だし、予報通り
天気は下りはじめた。
涸沢小屋テラスにて
ゆっくりし過ぎて、昼食も忘れていた。

もう作るのも面倒だし、小屋のテラスで、おでん
とビールで乾杯!
ソフトクリームもついでにゲット。
美味しかったなぁ〜。
夜、凄い雨と風。
8日、まだ薄暗いが、小雨になったようなので早めに出発。
本谷橋まで、1時間半。まだ早いため、すれ違う登山者も少なく、スムーズに下山。
ここからは、もうひたすらダラダラ道を歩くのみ。
この雨の中、登ってくる登山者の多さに驚きだ。
さすがに連休初日。
思い切って連休を避けて登ったおかげで、今回は、混雑もなく快晴の中、全盛の紅葉を見ることが
でき本当にラッキーな山行となった。
11時、上高地で温泉に入って、帰阪。
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