鈴鹿山系 国見岳から御在所岳
1999 .10 .11
【コース】 近鉄湯の山温泉---蒼滝---藤内小屋---国見尾根---ゆるぎ岩−−−分岐
      ---国見岳
---石門---国見峠---御在所岳-====-湯の山温泉
今回で二度目の挑戦となる御在所岳へは少しルートを変え国見岳経由とした。
10時30分登山開始      (大阪からではこの時間になってしまう)
 登山口から蒼滝を経て藤内小屋までは前回と同じルートを辿る。しばらくすると御在所への裏道コースとの分岐点に差し掛かる。国見岳へは右側の谷筋コースとなる。沢際の足場の悪いゴロゴロした岩の上を慎重に歩く。急な谷筋のガレ場は国見尾根まで延々と続く。落石に注意を払いながら高度をかせぐ。

 しばらくすると頭上に物凄い大きな岩が見えてくる。その大きさときたら、並みじゃない。御在所の中道にある負レ石(おばれいし)など遥かに及ばない大きさに感動!


藤内小屋
国見尾根へのガレ場

 尾根をしばらく行くと、先程見た頭上の大岩とは比較にならないほど巨大な岩(ゆるぎ岩)に思わず感嘆の声が出る。
 あまりの大きさに持参のカメラには全容を撮ることができない。
 ここは、ぐっとしっかり目に焼き付けて、前進する。

 尾根を登りつめたところが国見峠と根の平峠の分岐点になる。目指す国見岳への標識が見当たらず、行ったり来たりの笹こぎを経ながら、無事、国見岳の山頂へ到着。
 14:30 分岐のすぐ近くには巨岩の積み重ねられた石門がある。自然の造形は、驚くばかりである。

 国見岳でしばらく休憩。
 国見峠へは花崗岩特有の
滑りやすい急な登山道を下ることになる。
 峠からは、裏道からの分岐を横目に、御在所岳の9合目に到着。
 ここまで来ると、アスファルトの現実。
 ロープウェイで登ってきた軽快なファションの旅行者と合流。

石門


 生憎と御在所に着いた頃には濃いガスで、山頂まで足を 延ばしてはみたものの、視界ゼロ。
 本来なら、近隣の鎌ヶ岳などの山が一望できるはず。
 残念だが、こればかりは どうにもならない。
 ガスは一向にきれる様子もなく、山頂でゆっくりし過ぎたこともあり 既に時刻は4時30分を過ぎている。
 大阪までの帰りを考えると、下山に時間をかけられない。
 ロープウェイで一気に下山し、遥々来た湯の山温泉に浸かるのも大きな目的。
 最終のロープウェイであっという間に温泉街へ。

 あとはお決まりの温泉と冷えたビールに「あぁー幸せ!」



ガスでボンヤリの国見岳山頂
参考までに
温泉は湯の山の温泉街にはもちろんあるが
  近鉄の湯の山温泉駅まで戻り徒歩5分で「片倉温泉」というのがある。 温泉街より安く露天風呂、休憩所も完備されており、5時以降は600円。 もちろん純粋の温泉である。

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