鈴鹿山系:霊仙山(1084m)

【日 程】1996.11.4
【コース】 醒ヶ井養鱒---谷山道---米原非難小屋---北霊仙山---霊仙山---お虎ガ池---汗拭峠---醒ヶ井


霊仙山は鈴鹿山脈の最北端に位置するカルスト地形の美しい山である
山頂付近は石灰岩がゴロゴロ浮き出しており遠くから眺めると羊の放牧場のような光景をしている。
今回は屈強な男性3人と私の4人の山行である。
変化に富んだ谷筋コースを選択し、不安定なガレ場や沢を越えながら登る。
色づき始めた山肌が登りの疲れを癒してくれる。まもなく大きな滝が出現。しばし休憩のあとは厳しい急登となる。樹林帯を抜け出して稜線に到着。遥か遠くの雲の間に「乗鞍岳」見えている。
さらに進むと真赤な屋根の非難小屋(米原非難小屋)に辿り着く。充分ここでも眺めはよいのですが、目指す山頂はもう一山登り下りを繰り返さないといけない。
登山口を9時に出発し12時45分山頂に立つ。3時間45分の行程である。
早速三角点に挨拶をして昼食に取り掛かる。
山頂は私たちと同じく紅葉と展望を求めて結構な賑わいです。
どっしりとした伊吹山を目前にはるか後方には御岳山・白山・乗鞍岳も見え大感激。
このような展望に恵まれる事は少ないとの事。
振り向くと琵琶湖を境に比良山系と360度の展望。
たっぷりとパノラマを楽しんで、下山。
下りは太陽に輝いた笹の海をコギながら琵琶湖に似させた池(お虎ガ池)を経て汗拭峠へ下る。
真赤な紅葉やうるしに見とれ、パラパラと舞い落ちる葉っぱを楽しみながらも、うっかりすると転げ落ちそうな急斜面を慎重に下山する。
今は廃村になった「くれが畑」を過ぎると林道に出る。約1時間の林道歩きで醒ヶ井養鱒場に到着。

この霊仙山はとってもきれい山容で、何度でも歩きたい山でもある。
1998年11月に再度歩いたが、変らない姿で出迎えてくれた。機会があればまた登りたい山の一つである。

998・11での山行写真 バックは伊吹山(筆者右側)

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