鈴鹿山系 御在所岳
おもいがけない雪の舞う紅葉の御在所岳
【日 程】 2002年11月3日
【天 気】 晴れ時々曇り
【ルート】 湯の山温泉===裏道コース===山頂===中道コース===湯の山温泉
 


三滝川
11月の3連休の1日をご近所の友人と御在所
岳に行こうと計画する。
友人が前から行ってみたいと話していた山で
ある。
御在所には山を歩き始めたばかりの頃、歩い
事もあるし、初めて鎖場の経験をした山でも
ある。
また、数年前に国見岳から御在所は歩いてい
ることだし、イメージだけは頭にある。
とは言うものの詳細はあまり記憶に残っていな
のだが、まぁいいっかぁ〜
9時 アプローチの湯の山温泉を出発。
いきなり登山口探し
何せ前回は就いていくだけの気楽な立場だった
もので、ショートカットの民家の脇からの道が見
つからない。
しかたない。ガイドブックに書いてある道を辿ろう。
しばらくすると裏道ルートの登山口がみつかる。

ガイドブックでは中道ルートを登るのだが・・・
実はおぼろげな私の記憶に、中道ルートの難
所である鎖場の岩を這い上がったのが残ってい
る。

この中道ルートをとると、逆にこの難所を下ることになる。
谷底を見下ろしての下りにちょっと不安。
友人と思案の上、前回同様に裏道から中道へ下山と決める。

藤内壁

登山道は雪が・・・
裏道ルートは比較的穏やかなルートである。
途中国見岳への分岐の蒼滝はエスケープ。
10時 藤内小屋着
小休止の後、ゴロゴロした花崗岩の露出した
急登を進むと横目に関西屈指の岩登りの藤内
壁が見えてくる。
今日は壁にとり付いている人はいない様だ。
いつ見ても凄い迫力。
何とかカメラにおさめたいのだが、逆光で思う
ように写真が撮れなくて残念。
7合目を過ぎた頃、斜面に雪が見えてくる。
今秋の急激な冷え込みで、一気に雪が降り、
前日の情報でも積雪10cmだということだった。
今日は好天で多少気温もあがり、登山道は雪
溶けて部分的に残っている程度だった
12時 山頂着
流石に山頂は冷える、雪もあちらこちら残っている。
しかし、いつもながら、汗して登ってきてホッとするのだが、廻りを見渡すと、軽快な出で立ちの観光客が多いのには興醒めする(私個人の勝手な独り事)
ロープウェイで簡単に登って来れるのだから当然。
以前来た時以上に観光化され、長居は無用といった感じ。
山頂からは鎌ヶ岳が美しい山容を見せている。
あの山に次回は登りたいな〜と友人と話す。
温かい、ラーメンを炊いてお腹も一杯。
さて下山にかかるかな

山頂より鎌ヶ岳

中道ルートから

13時
下山は巨岩、奇岩の出現する、アルペン的な
御在所を楽しむために中道ルートをとる。
いきなりザレ場にズルズル。
急な岩の下山は緊張の連続。
両手で岩や木につかまりながらの下山に、スト
ックはかえって危険でもありザックにしまう。
しばらくすると、前を歩いていた他のメンバー
に追いつく。
どうやら鎖場で、立ち往生のようだ。
狭いキレットでの交差で時間がかかっているよ
うだ。花崗岩の岩はすべりやすい。
もうカメラどころではない。
最大の難所を登りにとったのが正解!
下ってくる人たちを待って見ていると、マジ怖い。
うっかりすべったら、谷底まで落ちていく。

さて、鎖場の岩へトライ。
気の弱い私はちょっぴり心臓がパクパクする。
取り付きだすと、下山と違い足場も確保できるので、あっという間に登りきってしまった。(^。^;)ホッツ
登りきったところからは、紅葉の御在所が綺麗。
小休止

最頂が下ってきた御在所岳


地蔵岩
14時30分
遠くから見えていた巨岩の地蔵岩に着
大きな巨岩が重なり合った不思議な岩だ。
まるで人工的に乗せたような感じがする。
御在所あたりには、このような巨岩が結構目に
することができる。

最大の難所も過ぎ、後は、岩とザレ場の急な下りや
時々快適な尾根歩きが繰り返される。
途中、釈迦ヶ岳が綺麗に見えてくる。
こうしてみると鈴鹿山系には魅力的や山が多いと
あらためて実感。

釈迦ヶ岳

負レ石
今度はもっと大きな奇岩が・・
ガイドブックで何度も見た負レ石だ
絶壁に二枚の巨岩が支えあって立っている。
よくもまぁ〜倒れないものだと関心。
真中の空洞に入って記念に写真を撮ることにする。
カメラに納まらない大きな岩に驚く。
巨岩を過ぎると後は樹林帯の中を一路湯の山温泉への下山。
15時30分 下山
湯の山温泉までは、舗装道を30分歩く。
あ〜〜〜疲れた。
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