鈴鹿山脈:御在所岳(1209.8m)

【日 程】 1996.6.
【コース】湯の山温泉---藤内小屋---国見峠---山上公園---負レ石---一谷茶屋---湯の山

鹿山脈は三重県から滋賀県へと50キロに及ぶ長い山脈で多種多様な山容の山が居並び魅力的な山並である。中でも御在所岳は巨大な花崗岩が点在しており、キレット、クサリ場など緊張の連続するアルペンムードたっぷりな山である。
御在所へは近鉄線四日市駅経由湯の山温泉下車し登山口までバス10分。今回のコースは御在所裏道コースから中道コースへ下山である。

登山道は温泉宿の横道から スタートとなる。藤内小屋で一息入れ、岩だらけのガレ場歩きが尾根まで続く。しばらく歩くと前方に関西でのロッククライミング場としても有名な切りたった藤内壁が見えてくる。2,3人のクライマーが壁に挑んでいる。凄い!想像以上の迫力にしばし呆然と眺める。山上にはロープウェイで登ってきている一般客の姿とヘルメットにハーケンなどの岩登りの装備をした人。私たちのような登山者と、何とも不思議な光景。途中の小屋で仕入れた冷たいビールで乾いた喉をうるおし、昼食をすませ、中道コースへの下山。トレッキングシューズの紐を締め直し滑りやすい岩肌を手足フル回転で下る。はじめてのクサリ場経験に身が引き締まる下山した湯の山温泉の外湯に浸かり緊張した手足をリフレッシュさせ、帰路の電車でははやくも次回の山行に思いをはせる

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