大峰山系 観音峰U

2002年5月19日(日)  曇り時々雨



昨年(5月26日)に見た観音峰からのパノラマを見たく、ご近所の山好きさんをお誘いし歩くことにした。
数日前からの不安定な天候が気がかりだったが、当日はなんとか晴れの気象予報に期待に胸がふるえる。

しかし、昨日の予報とうってかわって、朝から鈍よりとした空模様。
登山口近くにくると雨が落ちてくる。雨足は強くなる一方。
雨具をつけ歩く準備をししばらく様子をみることにする。

今回は、私たちのリーダをお願いしている友人でもある山のベテランさんTさんも居ないし、いつも一緒に歩いているMさんが居るとはいえ、山行の判断は自分達でしなければいけない。
しばらくすると雨足も弱くなってきた。

10時15分
格別初心者は居ないことでもあり観音峰の展望台までならルートも明確ということで出発。第1展望台に着いた頃には雨もあがる。当然だが、目の前は真っ白。
「晴れたら、弥山が見えるんですよ」と昨年の私のHPアップの山記録(コピー)の写真で説明する。休憩所前の苔むした森林がガスでとっても幻想的な雰囲気。

思わず、リュックからカメラを出して撮ってみる。
一息ついて、観音峰展望台への丸木の階段状の登りを再開。
ヒトリシズカの群生。
よ〜〜く見るとフタリシズカも、「あらら3本のをあるわよ」と「となるとこれはサンニンシズカやね」「4本やったら?」「ウルサイシズカよ」と冗談も飛びかう余裕。
女4人の山行は、本当にやかましいのであります。

マムシ草も(あまり好きじゃないです)彼方此方に。
花に詳しい、メンバーの一人が、次から次へと可愛い花を発見し教えてくれる。

11時30分
展望台に到着。本来なら360度の大パノラマなのに何も見えない。

少しづつ太陽が顔を出し始め、もしかしたら、ガスが切れてパノラマが出現するのではの期待に少々早いが、ここで昼食にすることにする。
残念ながら、かすかに稲村ケ岳が見える程度。展望はあきらめる。

さて、雨の心配もなさそうださし、予定とおり法力峠へ向け出発。

12時50分 観音峰ピーク

13時15分 三ツ塚
バイケイソウの群生の中を歩いていると、突然花好きメンバーが「まぁ〜ユウレイタケ」と立ち止まる。正確にはギンリョウソウなのだが、珍しい花で、私もこれまでに1度しか見たことがない。
真っ白な一つ目小僧のような、不思議な花。これはしっかりカメラに収めておかねばと撮って、歩きを再開したら、なんと!ギンリョウソウの群生地のようで、あちこちに咲いている。友人も、こんなに沢山は初めてみると興奮気味。
あとはヤマシャクヤクが見れたら、最高やねしかし、いっこうに姿を見せないしとあきらめていた頃に、まだ蕾のヤマシャクヤクを1輪発見。
「まだ早いのか〜」と少々がっかりしながら前方をみると、少し開きはじめたのが…
立ち止まって花弁を覗きこむ友人。
そしてさらに進んでいくと、斜面一帯にヤマシャクヤクの群生が!
もう感激!!!
雨つゆを葉にのせ、開花したばかりなのだろう。
もう、皆感動の声連発。
しばらく、花を楽しんで後は法力峠への痩せ尾根を慎重に超えていく。

14時20分 法力峠着
昨年の山記録よりタイムが速い。
これなら、下山後の温泉もゆっくり入れるなーと思いながら、洞川への下山。
歩きはじめるとまた雨が…
「私たちって本当にラッキーだよね、ここまで雨なしで来れたんですもの」と声も明るく、展望は見れなかったけど、ブナの新緑や、沢山の珍しい花々や
雨あがりの幻想的な風景と、悪天候での山行も悪くないな。
メンバーも大いに楽しんだようだ。
ここからは整備された、歩きなれた道でもあり、皆軽快。

15時  母公堂に着。
あとはお決まりのように温泉に入って下市の某居酒屋さんにて反省会をし、
ほろ酔い気分で家路つきました。



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