八渕の滝を経て釈迦ケ岳
1998年5月
黒谷---八渕の滝---釈迦岳---比良
   
メンバー:6名









5月の比良山系は目の醒めるような新緑で私たちを迎えてくれました。今回は少しコースもレベルアップ(?)。
湖西線、バスと乗り継 ぎ黒谷が基点です。桃色の可愛い花をつけた木の林道を歩く事約1時間。
登山道に入ると、まもなく滝の落ちる音とともに、水しぶきの飛び散る大きな滝が出現。
「うわ、凄い迫力」と感動。その感動も束の間。よ〜く眺めると、滝を横切るような格好の杭や橋がみえます。
「え、もしかして、ここを越えるの?」と緊張で顔が引き締まります。リーダーの「怖がらずに、落ち着いて、しっかり、手足を確保して歩いて下さい」の登山口での注意を心の中で反復しながら、第一の難関を突破。
ひゃあ、スリル満点。
さっきまで、元気にカメラを彼方此方に向けていた、 Hさんの声が何故か聞こえてこない。
難所を越えてやっと、蚊のなくような細い声で「こわかった〜!」…
たわわに枝を広げたブナの木は、登山者だけが鑑賞出来る特権です。
さて、その後も難所の連続


前を行く別のパーテイの、川を隔てた岩肌に、しがみついてよじ登っている姿を見ながら、自分達の番を待っている時の不安な気持はピークです。でも、「自分を信じて行くしかない!」と気合を入れ、これも全員無事に通過。
そんな難所を何度も繰りかえしながの滝コースは、最高。チョッピリ自信もついたかな!


そのあとは、例年より早咲きのイワカガミや、ドウザンツツジなどを眺めながら、カラ岳、釈迦岳へ。
花や景色を楽しみながら歩くので、然程、疲れを感じることもありません。きっと、先程までの難所歩きで、少しばかりの自信と充実感が、疲れを感じさせないのかもしれません。
帰りは、釈迦岳から少し下ってリフトで眼前に広がる琵琶湖を眺めながら、楽チンな下山でした。
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