涼を求めて伊吹山(1377m)に夜間登山
2002年8月17日〜18日

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痒い、痛い・・・
強烈な藪蚊(?)の攻撃に両足の膝下から足首にかけて、何箇所も腫れあがってしまった。
パンパンに腫れた足は熱をもって、おまけに痒い。
でも、掻けば益々酷くなるだろうからとぐっと我慢をして皮膚科に通院。
ちょっと油断したかなぁ〜
夏の伊吹山 夜間登山での後遺症に泣きながら2002年の私の夏山もフィナーレを向えようとしている。

8月17日
お盆休みの9連休も最終版。
山の仲間たちは北アルプス方面に出払っている。
前半北海道で過ごした私だが、できれば、この休暇にもう一度山を歩きたいと考えていた。
朝からネットの検索で山情報をみて、伊吹山の夜間登山を突如思いつき、近所の友人に電話。
話しは簡単にまとまった。
そして、ネットの山仲間である郭公さんを、誘ってみようか?ということでメールを
入れてみる。彼も前半の山行が終わりちょっぴり暇そうだった(^_-)
まもなく「行きましょう。行くなら僕の車で行こうか」とお返事を頂く。
おまけに自宅のすぐ近くまで迎えに来てくださるとか・・・あぁ〜なんて楽チンな(^.^)

16時、郭公さんの迎えの車で一路伊吹山登山口へ。
途中、コンビニで、翌日の朝食のパンと、缶ビールを購入し、近くの店で夕食をとり
20時前 登山口に到着。

赤い吾亦紅が印象的だった

斜面一面のシモツケソウ
20時15分
ポリタンに水を汲み、出発。
昼間とは比較にならない気温だが、歩きはじめれば、やはり暑い。
一気に汗が吹き出してくる。
暗闇に目が慣れてきたのか、ヘッドランプを消しても充分歩ける。
曇り空に時よりおぼろ月が顔をだす。
ゴンドラの終着の3合目までは、結構キツイ樹林帯の登り。
内心、ショートカットでゴンドラでなんて事もチラッとかすめたりもしていたが、難なくクリアー。
小休止をとって、登り再開。

3合目あたりからは、高い樹木も少なく、見晴らしのよい木や草の中を歩くことになる。
「この辺りは蛍の季節は凄いんですよ」の郭公さんの言葉。
おや!くさむらにピカッと蛍が!どうしたんだろう?
たった1匹だけど、蛍の放つ優しい光に感激。

ダラダラとした登りが続く。
知らない内に休憩小屋のある5合目に到着。
6合目、7合目と足を進める。
8合目辺りから、足場は岩がゴロゴロ。
夜間の歩きなので慎重に足を進める。
危険な個所では、先頭を行く郭公さんが、足元を照らしてくれる。
9合目。ここまでくれば、山頂までは歩き易い道に変わってくるので、楽になる。
23時50分、山頂着。
登山口より3時間40分。

白山、乗鞍を背に寝ぼけ眼で記念写真
山頂はガランとしてテントの先客は居ない様子。
早速、テントの設営。郭公さんにアドバイスを頂いて購入されたモリザネさんのピカピカのテントと
郭公さんの年期の入ったテントを設営。
無事設営を終え郭公さんのテントで缶ビールで乾杯。
さらに持参の焼酎でほろ酔い気分に。

1時30分。そろそろ寝ようと外へ出て空を見上げると、沢山の星が頭上に。
アルコールの勢いで寝袋に潜った途端、あっという間に眠ってしまったようだ。

翌日5時頃、テントの周辺の賑わいで目が覚める。
なに?
ご来光を拝みに、山頂直下の宿泊所から、続々と人が集まってきていたのだ。
テントからは郭公さんの高鼾のごう音がお見事!(^.^)
6時前 仕方がないので、私たちも起き出す。生憎の曇り空で太陽は雲の中。
それでも、時折青空もあり、乗鞍岳、白山の頭が顔を見せてくれる。
夜明けのコーヒーを飲み、テントを撤収し、下山にかかる。
昨夜は暗闇では見えなかったが、噂とおり、伊吹山は花が多い。
暑くても登山者が多いのにも頷けるというものだ。
時間はたっぷり、のんびりと花を楽しみながら10時過ぎ、登山口へ下山。
後は一路自宅へ。
昼間なら二人でも歩けるだろうが、夜間登山は慣れた人と一緒でないと大変だと実感。
郭公さん、ありがとう!お世話になりました

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