堂満岳(標高1057M)
2003年3月3日(日) 晴れ
イン谷口---大山口---青ガレ---金糞峠---堂満山頂(昼食)
---堂満東稜---ノタノホリ
---インタニ口
   
メンバー:3名









堂満岳山頂
 
2年ほど前まで仕事の関係で、時々だが湖西線を利用した。
北陸へ向かう列車の左窓側の座席を確保し比良山系を横目に眺めながら、いつも山への想いを馳せていた。
堅田を過ぎたあたりから大きな蓬莱山が見え、しばらくするシャープで綺麗な三角形の堂満岳が迫ってくる。
私は比良でも一際この堂満岳の山容が好きでもある。
山歩きを始めたばかりの頃に、初めて歩いた比良の山が雪の堂満岳であった。というか雪山を歩いた事も初めての経験で、(もちろんアイゼンの装着も初めて)印象も強いのかもしれない。
あれから、比良の山へは彼方此方と歩いているが、堂満岳には今回で4度目である。
1回目は金糞峠からのルート。ガクガクの足で山頂に立ったもので、展望を楽しむ余裕もなかったのか、それとも悪天候のためなのか、どのような展望だったのかを覚えていない
2回目は堂満東稜のルートをとったが途中でラッセルを強いられリタイヤ。
3回目も吹雪きの中で山頂に立った。この年もやはり雪は多かった。
4回目の今回は、昨日までの雨が嘘のように一気に天気は回復し登るにつれ青空が見えてくる。
太陽が雪の斜面に反射して眩しいくらいの晴天。
しかも風もなく穏やかで暖かい。
その分、積雪は例年に比べて少なく、登山口のインタニからしばらくは、雪の気配もなし。
今回のルートは金糞峠からとする。

9時20分 インタニ口出発
9時35分 大山口
10時15分 青ガレ 
谷を渡りゴツゴツした岩の上をしばらく歩いたところでアイゼンを装着し、金糞峠への急登にとりかかる。
途中パッと開けた雪の斜面に(堂満ルンゼ)思わず、デジカメを取り出す。
スイッチを入れた途端「NO カード」のメッセージにガーン(メディアカードを入れ忘れ)(×_×;)シュン
また、ヘマやってしまったよー
トホホ・・・救いはスナップ写真用にと持参した24枚撮りのカメラを持ってきていた事だ。
気を取り直しズームアップで堂満ルンゼの斜面をカメラに収め前進。


11時00分 金糞峠 
峠は一息いれるには、風が強く、早々に堂満岳への道へと進む
登山道は、カリカリのアイスバーン状態。
堂満岳への登山者は少ないが、それでも、何人かの先人の足跡が雪上にあるので、その跡を辿っていけばよいので、気持ち的には楽である。
進むにつれ雪も深くなり、ところどころで膝まで足が沈むこともあるが、とにかく天気が良いので、歩いていても会話も弾む。
雪で埋もれた樹木もよく見ると新芽が出て春の息吹を感じる。


蓬莱山


蛇谷ヶ峰
11時45分山頂。 風をよけ、少し手前で食事にかかる。
同行のTさんが、この季節にしか味わえないという銘酒を持参してくださり、温かい鍋を囲んでお酒を頂く。
フルーティーなお酒で飲みやすいが、下山のことを考えると控え目に・・・
と思っているのに、今度はMさんが手作りの花梨酒を出してくださる。
新雪をカップに入れて花梨酒もちょっぴり。
12時45分 下山にかかる。
下りは堂満岳東稜からとする。
こちらの斜面は雪がしっかりついていて、急な斜面以外は、尻滑りもできそう。
我慢できずに、思わずしゃがんで滑りだす。
少々スリリングな登山道の尻滑り(本当はちょっと危険なので、やってはいけないでしょうね)
に無邪気に遊ぶTさんMさんが別人のよう。







谷筋に入ると雪も少なくなりアイゼンも外して下る。


14時25分 ノタノホリ池
雪のノタノホリは幻想的な雰囲気なのだが、この日は完全に雪もとけてしまっている。
14時55分 インタニ出合着
15時のバスに乗車して岐路につく。
思いきり雪と戯れた雪の比良。今度は新緑の頃にかな・・

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