大野富士 荒島岳(標高1524m)
【日 程】2000・10・27〜29 【コース】 勝原スキー場---スキー場上部---シャクナゲ平---モチガ壁---荒島岳(往復) ![]() |
百名山ブームで一躍有名になったと言われる名峰荒島岳は、綺麗な独立峰の姿で大野の市街地から仰ぐ事ができます。 そして、登山口のある福井県 大野市 勝原へはJR福井駅よりJR越美北線で約1時間ローカルな電車の旅となります。 黄葉・紅葉の10月最終では、大阪からだと登山口へは11時前となり、登山ガイドのコースタイムとにらみ合せてみると、少々厳しく友人と3人で前泊での山行としました。 登山前日は途中にありますしっとりと苔むした平泉寺を見学し、名物の今庄蕎麦を食べて勝原の民宿へ入りました。 登山口すぐ側のロッジ銀嶺荘は、スキーシーズンと夏キャンプ時以外はクローズです。勝原には5〜6軒民宿あり。 その内の1軒「林湊」は登山客専用に宿泊させていただける非常にアットフォームな宿で1泊2食で5500円。 食事は海の幸と山の幸での家庭的なご馳走。 民宿を切り盛りされている奥さんの気づかいは、本当に有難く、下山後にも、色んな食材でもてなし下さり、「趣味でやってるのよ」の言でもありましたが、本当にそんな感じの宿でした。ぜひお勧めです。 |
![]() 平泉寺 |
28日、朝5時起床。朝食を終え6時出発。 前日に下見をしたスキー場のゲレンデ着6時10分。 リフトに沿ってジャリの歩きにくい急登が約50分ほど続きます。 7時スキー場上部へ着。 一息入れ、いよいよ登山道へ入ります。しばらく歩くとブナやりっぱなクヌギの色づきにホッと一息。 所々にダケカンバやナナカマドがチラホラと見えます。 こんな低い山に?と少々不思議でもあったがやはり雪の多い北陸の山域であるためだろうとの友人の言葉に納得! |
何度かの小休息をとりながら階段状の登りを経てシャクナゲ平へ8時10分着。シャクナゲ平は中出コースとの分岐でもあります。 シャクナゲ平からは一旦下り、モチガ壁とう名の急登続き。 鎖やロープもついているが、あまり役に立たない感じです。 自分の両手両足をフル稼働させて汗ダクの登りでした。 時々視界が広がり、荒島岳の最高峰が目に入りだし前荒島を超えたころから、白山の姿が見えてきます。 |
![]() ブナ林 |
![]() 白山&別山 |
9時40分荒島岳着。 山頂は結構広く、信仰の山らしく祠がまつられています かつては建設庁の建て物があったそうですが、登山者からの景観を損なうとの声に今年、綺麗に撤去されたとのことで現在は電波受信版のみ。 あまり好天でもなかったので、展望は期待しなかったのですが山頂からは白山が別山を従えてどっしりとした姿を見せてくれました。 初めての宿泊登山が白山の筆者HAMAには格別な思いのある山でもあります。 |
展望は360度。白山の反対側には能郷白山が。 そして遥か雲の向こうには北アルプスの槍ヶ岳、御岳、うっすらと中央アルプスの姿も・・・ 前日なら快晴でもっと素晴らしい展望であっただろうと欲が出てしまいます。 まぁこれだけの展望だったのだから、満足しなければ。 山頂で昼食に掛かかりました。1時間と少々長い休憩になってしまいました。 |
![]() 御岳 |
11時40分今来た道を下山にかかります。 急登の道は下りも厳しく、転ばないように緊張の連続。 標高300mの勝原から約1200mの登り下りの膝が笑いだします。やっとの思いでシャクナゲ平着。 そして、うんざりするスキー場のゲレンデ歩きを終え午後2時登山口へ下山。 勝原発2時52分の電車を外すと次は4時過ぎとなるため、 残念ですが宿でゆっくりする間もなく、帰りしたくをすませ帰宅の路につきました。 |
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