チベット事件の真の内幕

 08/04/19 環境報

 「中国青年報」によると、ドイツに住んでいる世界政治・経済研究で有名なアメリカ系の学者ウエンター博士は、4月15日、”チベットで発生している騒乱事件はアメリカの謀略事件だ”と述べた。現在アメリカで起こっている深刻な経済不況を「オリンピック」の名を借りて世界の目をくらまそうとするものという。
  07年発生した、ミャンマーの僧侶による暴動事件もアメリカの謀略だと述べている。 ミャンマーは中国と深い関係にあるので、アメリカが裏で策略を計画した。

ミャンマーやウクライナで発生した謀略事件も3月に起こったチベット事件も共にアメリカの謀略だ。1950年代以降、ダライ・ラマはアメリカの援助を受けており、そこにはアメリカの”国家民主基金会”の援助も含んでいる。 その会も裏で国家情報局が操作している。ダライ・ラマ指導の組織「国際チベット運動」は1988年ワシントンで結成され、その会から資金援助を受けている。
 何故アメリカはこのように中国に手を出そうとしているのか。恐らくチベットには豊富な地下資源が多く、またウランやリチュムなどのエネルギー資源も採れることに目を付けているのではないか。チベットを中国から切り離すことは中国を抑えるために大きな役割があると見込んでいるのだろう。

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 訳者注:
  中国国内やヨーロッパなどでオリンピック聖火への妨害を批判する中国人のデモが 続いています。
 それで中国国内ではどのような報道がされているのかを調べてみました。
 上記はその一つです。

 フランスでの中国学生の抗議行動では、チベット騒乱で死亡した女学生達の写真を掲示し、それらがチベット独立運動の暴徒が殺したとして、「これが事件の真実だ」と主張して言ます。
 
 1949年、新中国誕生の翌年、中国は隣国のチベットは封建制度と宗教で国民は搾取抑圧されており、開放すべきとして、武力侵入しました。
 当時、それは全世界人民解放の一つとして、世界中で社会主義(マルクス的)を信じる人達から歓迎された、と中国では主張しています。その思想で現在も学校教育をしているようです。

 私も00年、大連の学校で、封建制度で苦しむ若い娘さんが解放軍に助けられる物語を教科書で学びました。
 チベットの人達が実際は何を望んでいるのか、それで民族の進路が決まるべきですが、
しかし現在の所、民族独立というのはとても困難複雑だと言うことが解ります。