広東、江西、福建、湖南、
    広西、貴州の各省で豪雨


07/06/14 南方週末 翁恒

 6月6日から9日にかけて中国中央政府民生部は中国南西部の各省に大豪雨が起こっていることを発表。
 被災者の合計は1356万人、死亡76人、行方不明13人。緊急避難者78万人以上、農作物の被害面積479.6平方キロ、倒壊家屋6.9万軒、損壊家屋14.4万軒、経済損失47.3億元、農作物被害額23.5億元。














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 訳者注:
 中国の天災は規模が大きくて驚きです。黄河や揚子江の隔年に起きる大洪水は都市化による環境破壊と下流域のことを無視して中流域で河川を利用することと関係している、と指摘されていますが、この大洪水も環境破壊と関係しているのでしょうか。

 07/07/06 の毎日新聞によると、世界銀行が中国の大都市で年間75万人が大気や室内の空気汚染などで早死にしていると発表しています。
 昨年までは中国政府はこの数字を外部に報道しないことを要求。
 世銀は中国政府の協力を得て数年に渡り環境問題を調査してきた。大都市の大気汚染で35万から40万人、室内の空気汚染で30万人程が早死にしていると予測した。
 
 先日のNHKテレビでは揚子江下流で8年前まで生息を見られた体長2メートルのイルカが完全に姿を消したことと、中流・下流で捕れた魚を中国人は食べないと報道していました。