生まれ変わりは何処の国


06/09/15 星洲日報

 「生まれ変わるとしたら何処の国がよいですか?」
 このような少し微妙な問題提起が中国のホームページに表れ、中国人の64%が「中国以外」と答えている。その理由は「人権が尊重されないから」と言う。
 マレーシアの「星洲日報」によると、このような5項目の質問と結果を掲載した。
 1万1113名の中国人が回答に参加している。
 「中国では人権が尊重されない」と答えたのは38.8%。
 17.8%が中国では家が持てない、ことをその理由に選んでいる。

 現在、北京や上海等8大都市では住宅取得は夢となりつつある。それは生活苦の主要な原因と普通に考えられている。05年、国家がその価格急上昇を抑えようとしたが、やや一時的に効果が認められた。しかし再び殆ど夢となりつつあるのが現実だ。
 05年度の中国都市住民の平均所得は1万493元を示した。低所得層は5千元程度だ。それでは飲まず食わずで20万元の住宅所得に40年以上掛かることになる。

以前韓国でもこのような調査がされたことがある。その時の回答は67.8%が韓国に生まれ変わることを「希望しない」と答えている。
 韓国ではもっと社会福祉の発達した、富国強兵の国家が望ましいとされた。

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訳者注:
インターネットが広まり中国人の意識が急速に国際的な影響を受けています。
 数年前まで自宅内部へ何の令状も無しに突然公安が踏みこんでも抗議出来なかった中国で、自国が如何に「人権のない国」か、他国と比較が可能となり理解が広まっているのでしょう。