正月帰省始まる

06/01/29 文化城ネット(中国語の海外版)

 06年1月18日早朝、摂行省寧波市駅で数百人の出稼ぎ農民工が帰省切符を求めて雨の中を列んでいる。一人の農民が突然土下座して「何とか帰省の切符を売ってくれ」と天に向かって拝んでいる。
 この男の仲間によると、切符を求めて連続3日も列んでいるがまだ列の先頭に至らない、と言う。
 前日の昼には意識が朦朧として昏倒して病院へ運ばれ、回復後再び列に並んでいるという。
 切符の数より帰省希望者の数は3ないし4倍というのが普通だ。 
 多くの農民は紙おむつを買ってきて列んでいる。というのは切符の売り場も押し合いへし合い、トイレも満員で、もっと長い列があるとのことだ。 従って女性の場合はさらに困難だろう。
 
 過去の10年に春節に帰省する人口は毎年1億人ずつ増えている。
 今年で言えば1月14日から駅頭に人が集まり始め、2月22日まで続く。


 中国の春節は世界一の人口大移動だ。 
 春節中に20.42億人が移動する。05年に比べ3.1%増だ。
 鉄路利用者は1.44億人、バスが18億人、水路は2800万人、飛行機が1500万人。移動するのは出稼ぎ農民、学生、その他親元訪問、旅行者など。

 この間、政府が監視の体制を執っているが、切符の暴騰や偽切符を売る集団などが出現するのは防ぎようがない。

 全国の駅頭では、汽車が入ってくると列を乱して突入し、空席を求めて、水を求めて喧嘩が始まるなどの公徳心の欠陥が見られるのが毎年のことで、広州駅では毎日71トンのゴミが出ている。

 
性愛大帝国

06/01/29 文化城ネット 

 概略
 2003年の統計によると、アメリカの性産業の消費額は100億ドル(約800億元)、中国は5000億元。
就業者数は2000万人。
これは65人に1人の割合。
飲食費、服飾費に次いで3番目の消費額で、5000億元の内3000億元は公費だ。

 西欧は宗教的束縛があるが中国はマルクス主義で、現在は改革開放が中心思想、大いにこの面でも経済を発展させよう。

 2020年頃には男女比が平衡を失い、相手を見つけられない男子が3000万人に達する。つまり5人に一人は女性と結ばれないのだ。
 党は中国全人民の利益を代表すると言うから、つまり性産業を発展させこの男女比のアンバランスを解消しようとしているのだろう。


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訳者注
 中国の現状を知る記事として取り上げました。
 今年の農業歴正月は1月29日。今年は北京でも爆竹が許可されたようです。
 旧暦または農歴は農業の盛んな国では気候と作業が釣り合うと聞いています。東南アジアで多いです。
 ただ、仕事を受け入れている都市が南方(広東省)に偏り、そこへ10億の人が集中しているのでその移動は大変なことです。
 日本人であの押し合いへし合いに勝って、券を変える人が居るでしょうか。 

 最近の日本の新聞でも男女比がアンバランスなことが出ていました。男子を尊重して多く産み、親の面倒を見させるためです。

 この二つの記事は外国で発行されているネットです。ひょっとして公務員(多くは党員)も投稿しているかも。

 但し捕まれば「国家転覆罪」です。