公費の飲食に年間2000億元消費

06/3/30 天地報 

新華社発
 中央党学校発行の「学習時報」によると公用車と公費飲食の消費合計が6000億元に達することが解った。
これは国家財政の20%に相当する。

 中国全体で公用車の合計は400万台、その維持費は4085億元。
 飲食の消費合計は2000億元を超える。2つの合計が約6000億元で、国家財政が約3兆元なので、その20%が公用車と飲食代で消えている。
 この新聞によると、この巨大な消費は社会主義社会の発展と廉価で効率的な政府の建設に大きな支障を与えている。
 政府の近代化と改革を進める上でこの支出を抑えることが決定的に重要で、他の分野の改革を進めるためにも重要な鍵を握っている。


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訳者注:
 大連にいたときに学生に聞いた話では、各企業に党幹部がいて、毎日夕方になると外国製の高級車が迎えにきて飲食に出かけたとのことでした。(私の大連日記に出ています。) 
 もちろん資本主義国家で国家予算の20%を消費したら公務員給与も払えず国家崩壊でしょう。社会主義国家の場合なぜ崩壊しないかと言えば、国家予算が教育や福祉に使われないからでしょうか。又そのことを抗議する議会や報道の自由が無いのも大きな原因でしょう。