君はこの中国の現実を直視できるか!
中国語インターネット新聞「文学城」から 2004/10/22
腐敗
1999年、廈門遠華集団の社長「頼昌星」 は300億元を持ってカナダへ逃走。現在、身 柄返還で交渉中。(集団企業とは公営のこと) もしこの金を子供の教育に使うとしたら、1 人あたり9年間で4000元であるから、700万人の子供に義務教育を受けさせることが出来る。
上の歌手は1曲歌えば、数万元から数十万元を得ることができる。
上の教室には屋根がない。壁もない。
これも義務教育の小学校。
下の子供達は入学後直ぐに授業料が払えなくて、退学し親の手伝いをしている。
この子供達にとって9年間の学費4000元は想像も出来ない巨大なお金だ。
下の写真こそ、今中国で評判を呼んでいる、富者と貧者の対面する中国の現実を見事に映し出した問題のものだ。
靴磨きをするのは農村から出稼ぎに来ている親子。 この2人の子供が大きくなったとき、如何に対応するだろうか
上は農民が焼き芋売りをしている。チエーンが切れて泣いているようだ。
上はこのように首を絞めて人を集め、金を貰っているところ。 これが生活の手段なのだ。
下の歌手は5本で17、888元の焼き肉を買っている。焼き上がると、”ぽん”と傍にいる彼女の子供に与えていた。
上は駅頭に立つ出稼ぎの農民。前の子供と、背中にも女の子。
上は12人分で36万元の食卓。
一瓶3万2千元の酒も用意されている。
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訳者注:
かって中国は1949年の建国後から、貧富の差の無い「社会主義」を目指してきました。それから50年以上経って、何が残ったのでしょうか。
強者が弱者を見る目は、日本人が考えられないくらい、平然とした、当然とした、何も感じない無神経なものがあります。
それはこれまでの政治がもたらしたもので、人間が「法の下の平等思想」が育たず、基本的人権を守る考えが捨てられ、誰にでも「敵階級」の烙印を押して平気で他人の人権を奪ってきたからでしょう。人命さえあまりにも軽率に奪ってきました。
建国以来、特に文化大革命の時、他人の人権を無惨に奪っているとき、必ずそのツケは全ての人に返ってくることを知るべきでした。
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次は10/20日の日本語 yahoo からです。
路上口論、1人のウソが発端…重慶で数万人が大騒乱
【香港=関泰晴】20日付の香港紙「明報」によると、中国中部の重慶市で今月18日、「市民が政府当局者に殴られた」とのうわさが広まり、市民数万人が政府庁舎前を包囲して抗議したうえ、警察車両を焼くなどする騒乱が起きた。
警察当局はゴム弾や催涙弾で鎮圧し、騒乱は19日未明に収まったという。
同紙などによると、地元の労働者同士が路上で口論となり、一方が相手を殴ったことが発端。殴った方は市場で働く労働者だったが、その場を逃れようとして「私は(地元政府の)局長だ」とウソをついた。これが市民の間で誤って広がったようだ。
庁舎前を包囲した市民と鎮圧に当たった警官隊の双方に負傷者が出たうえ、少なくとも数十人が警察当局に拘束されたという。汚職のまん延など政府に対する市民の不信感が騒乱の根底にあると見られている。
重慶の日本大使館出張駐在官事務所によると、放火や略奪もあった模様だが、日本人の負傷者はいない。
(読売新聞) - 10月20日20時48分更新
次の写真は中国yahoo から得たものです。
訳者注:
中国では党や政府は人民の遥か頭の上の存在でした。それがこのようにまるで一般民主国家のように大衆が抗議に集まる等ということは、相当国民の意識が変わってきたことを表しています。
北朝鮮もやがてこのような時代が来るのでしょうか。