外国女子誘拐犯人の判決
02/5/8 瀋陽日報

 3名の外国婦女子誘拐犯に遼寧省無順市新無区の法院で判決が下された。王玉福は刑8年、梁風金は刑5年。

 中国の放送net によると2001年4月犯人王玉福は不法に入国していた外国女子を無順新浜満州族自治区で張朝林と計り、買い主を捜し、同自治区内の平頂山村の農民に売り、1万元を得た。そのほとんどを王玉福が手にしている。

 2001年7月、王玉福は別の外国女子不法入国者を連れて新浜に行き、3名の協力で同村農民に9500元で売った。
 同年7月20日、王玉福と張朝林の二人が不法入国の外国婦女子を1万元で売ろうとしていたところ、その場を行き交った公安に見つかり逮捕された。その場の取引金は没収された。

 訳者注。
 この記事は、たまたま瀋陽の領事館事件を現地新聞で探していたとき見つけました。
 北京と天津からのメールでは「中国ではあの領事館事件は報道されていない」、と言うのでインターネットで「瀋陽日報」というのを見つけ5/8以降の記事を検索しました。
でも確かに全く報道されていません。
 日本での震度3程度の地震は記事になっていましたが。
 中国では、新聞のホームページで1ヶ月の記事が検索できるので助かります。日本もそうすべきですね。(日本でもお金を出せば出来ます)
 なおこの記事について。外国の婦女子としか書かれていませんが、国名や年齢など何故記さないのでしょうか。場所からしておそらく朝鮮籍でしょう。ひょっとして在朝鮮日本人かも。

満州族というのは1600年頃から300年間、中国皇帝時代の最後を統治し清朝政府を創った、瀋陽辺りに住む民族。現在その辺りは朝鮮族も多く住んでいます。日本が侵略したとき国境を越えて中国側に逃げた人達。現在は中国籍。だから現在も対日感情は極めて悪い。
 私が大連にいたとき(1999年)、国境近くへ見学に行った人達の話によると、中国・朝鮮国境の鴨緑江は簡単に渡れるとか。その見学に行った人達も夜、川を越えて「女を見に行こう」と宿屋の主人に誘われたそうです。
 ちなみに、1万元は年収に相当します。