お 知 ら せ
 
 いつもCMCCを支えるためのチャリティコンサートにご協力いただきありがとうございます。
 来る3月10日(土)サントリー小ホールにて行われる予定の「アンサンブル・アディ」によるコンサートにつきましては、すでにチケットをお買い求め頂いている方々も多くおられ、当日を楽しみにしてくださっていることと拝察いたしております。
 アンサンブル・アディのによるチャリティコンサートは、ここ数年、ドイツからはるばる参加してくださるインゴ・デ・ハース氏をお迎えして行われてまいりました。今年もその予定で準備をすすめてまいり、ハース氏も皆さまにお会いできることを楽しみにして下さっておりましたが、昨年末に第二子を出産されたご夫人が、重病にかかられ、ドイツを離れることができないということがわかりました。ハース氏も来日が不可能となったことを大変に申し訳なく残念だと申されておりますが、ご事情を伺うと私どもも心が痛み、一日も早いご快復をお祈りするほかなすすべもございません。
 この事態を受けて、アンサンブル・アディの皆さまで相談され、ヴァイオリニストの 恵藤久美子さんをお迎えすることになりました。恵藤さんは下記のような経歴の方ですが、とても柔らかな音を奏でられるヴァイオリニストだそうで、アディの方々も、一度組んでみたいとかねがね希望しておられたということです。  
 上記のような事情をご賢察の上、どうぞコンサートに変わらぬご支援をいただけますようお願い申し上げます。                            
 
                                           CMCCを支える会
                                                事 務 局


アンサンブル・アディは、チェンバロとコントラバスの通奏低音楽器を母体に、ヴァイオリン、ヴィオラ、フルート、オーボエ、ファゴット、歌などを加え、様々な時代・形態の曲を演奏しています。これまでに多くの素晴らしい音楽家たちと共演し、コンサートホールに留まらずいろいろな場所で音楽の楽しみを届けています。今回は、インゴ・ハースさんが都合で来日できなくなりました。
その代わりに、ヴァイオリンニストの恵藤久美子さんをお願いして、新しい4人が集い、心地良い時間を皆様にお届けしたいと考えています。

              曲 目
フレスコバルデイ : コントラバスとチェンバロのためのカンツォーネ
ブラーヴェ : フルートと通奏低音のためのソナタ 作品2 ト調
ヘンデル : ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第4番 ニ長調
ハルフター : 無伴奏フルートのための「テブラ」
バルトーク : ミクロコスモスから
バッハ : 音楽の捧げ物から トリオ・ソナタ ハ短調



フルー 白尾 隆 ヴァイオリン 恵藤久美子
コントラバス 大西雄二 チェンバロ 大西ますみ


2007年3月10日(土)
14時半開演(14時開場)

サントリー小ホール
地下鉄南北線六本木一丁目駅3番出口より5分
地下鉄銀座線溜池山王駅13番出口より7分
都営01系統バス(渋谷−新橋グリーンシャトル)赤坂アークヒルズ前下車1分

入場料 3500円(全席自由)

主催 CMCCを支える会
予約・お問い合わせ CMCC本部事務局
TEL03-5351-5694 FAX03-5351-5707






恵藤久美子(ヴァイオリン)
7歳の時、斉藤秀雄氏の薦めによりヴァイオリンの道を歩み始め、桐朋学園「子供のための音楽教室」鎌倉分室へ入室。鷲見三郎、鷲見健彰、海野義雄の各氏に師事。室内楽を黒沼俊夫、斉藤 秀雄両氏に師事。第41回日本音楽コンクール第2位入賞。72年、 兄・堤剛と「二重奏の夕べ」を東京とカナダのオンタリオにて開催。7 9年、リサイタルで弘中孝氏と共演。03〜05年12月深澤亮子氏、 安田謙一郎氏とピアノ、ヴァイオリンとチェロの夕べを。04年6月中 野洋子氏とデュオコンサートを開催。オーケストラとの共演も多数。 75年より約10年間、桐五重奏団のセカンドヴァイオリンとして活躍。 80年より2年間山形交響楽団客演コンサートマスターとして在籍。現在アンサンブル・アルス・ノヴァのコンサートマスター。桐朋学園大学講師。
白尾 隆(フルート)
桐朋学園大学を経て、独フライブルク国立音楽大学に留学。78年「特別優秀賞」を得て卒業後、チューリッヒ音楽院にて研鑽を積む。フルートを林リリ子、森正、オーレル・ニコレ、アンドレ・ジョネの各氏に師事。80年〜86年、オーストリー「インスブルック交響楽団」首席フルート奏者を務める。87年より「サイトウ・キネン・オーケストラ」内外の公演に参加。88年より「ドイツ・バッハ・ゾリステン」と共演を重ねる。現在、桐朋芸術短期大学特任教授、武蔵野音楽大学・沖縄県立芸術大学・エリザベト音楽大学、各非常勤講師。
大西雄二(コントラバス)
上智大学卒業後、東京芸術大学を経てベルリン芸術大学に留学。コントラバスを永島義男、ライナー・ツェッペリッツの両氏に師事。1984年から2000 年まで新ヴィヴァルディ合奏団に所属。主要オーケストラの他、ベルリン弦楽四重奏団、安田弦楽四重奏団などと共演。現在はアンサンブル・アディの他、ダ ルムシュタット・アンサンブル、アンサンブル・アルス・ノヴァ、古典音楽協会、横浜バロック室内合奏団に所属して、室内楽奏者として積極的な演奏活動を展開。また、スーパーワールド・オーケストラのメンバーとして欧米一流音楽家と共演。聖徳大学及び付属中・高等学校非常勤講師、桐蔭学園女子部弦楽部指揮者兼トレーナー、横浜国立大学管弦楽団トレーナーなど、若手や後進の育成に情熱を注ぐ。
大西ますみ(チェンバロ)
都立芸術高校音楽科を経て、桐朋学園大学でピアノを井上直幸氏、松浦豊明氏に師事。在学中よりチェンバロを弾き始め、同大学卒業後ドイツ政府給費生(DAAD)の資格を得てドイツへ留学。北西ドイツ・デトモルト音楽大学でチェンバロをヴァルデマ−ル・デーリンク教授に師事し同大学を卒業。ドイツ、スイス、ベルギー各国の都市でソロおよび室内楽の演奏を行なう。帰国後は、室内楽、オーケストラのチェンバロ奏者として演奏するほか、NHK・TV出演、録音、サロンコンサ−ト、企画公演など幅広く活躍。後進の育成にも力を注いでいる。