横顔の少女

2003年
木(桂)、彩色
26×11×1.5

ルネッサンスの肖像画などのなかに結構、横顔のものがある。そんなところから触発されて作ったのかもしれない。それとも単にそういうサイズの板があったからかもしれない。
板の形から必然的にショートカットになったのだと思うけど、改めてみるとショートカットというのは可愛い。特に10代のショートカットの娘というのは、なにか女性になりきらない中性的な魅力があるかもしれない。
木というの素材は乾漆に比べてエッジが立つ。まぶたなどでも乾漆ではなかなか尖ったシャープな表現が難しい。でも木とかで彫るとそういうものが割と容易にでる。そういう表面のシャープなでこぼこが作りづらいところが乾漆像の魅力につながるのかもしれない。
レリーフを作っていると、レリーフで充分というものもわりとあると思う。


横顔の少女

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