わたしのきもち

2005年
塑造、彩色

天平時代、乾漆像が多く作られてた時代同時に塑造が多く作られていた。これは二つの技法に共通するものがあるからだろう。それは基本的に土を接着剤で固めるという方法だと思う。
乾漆で大きなトルソを作ってかぶれがひどくなった時期があり、塑造という技法を試してみようと思った。砥の粉、粘土、おがくず、わらなどに膠、ボンド、アクリル系接着剤などを混ぜて、心棒に直付けしていった。表面は石粉粘土を使い、油彩で彩色した。
むくなので結構重い。思ったより面倒でやはり乾漆のほうが思い通り出来る気がした。でも素材の不自由さが作品にもたっとした面白さをだしているかもしれない。一応モデルらしき人がいたのだが、全く似てない。

いのちのきもち



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