化石化

1994年
w 355mm
テラコッタ、彩色

テラコッタに彩色。人間の足というのは、歩くのには良いが、彫刻にするには、ちょっと細すぎたり細かかったりする。そいう造形的な理由もあってか、時々人と何かが重なったものが出来る。
この作品あたりから、彩色にテンペラ技法を用いだす。テンペラは膠より隠蔽力があるので、より薄い絵の具層が実現し、その結果肌色の下地にテールベルト(薄緑)を塗ったりというような、重ね塗りの技法が用いられるようになう。テンペラを始めたのは、シモーネ・マルティーニなどの初期ルネッサンス絵画への憧憬もあると思う。


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