いのちのき

1990-93年
乾漆、木(楠)、彩色
頭部:42x19x20cm 台部:117x48x48cm

いくつかの首を 乾漆でつくり 部分的に彩色した作品を 発表した。そこで もっと自分のしたいことを 徹底してみたいと思い 作った首の一点をおしすすめ この作品をつくった。
それまで 形にかんしては それなりにやっているのに対し 色の扱いは ものすごく未熟で その落差が全体をつくっていくなかで 大変だった。顔料を色としてより ひとつの材質として扱うとよいようだ。媒材は主に膠をつかい 絵具をぬったあと もう一度研くことによって かたちにあうようにこころがけた。
台は 楠材をつかって作った。木もそれまで あまり扱ってなかったので 色々とむずかしかった。台の細かい模様は 彫刻刀で 彫ったうえから彩色している。

いのちのき



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