エィシア

2005年〜2009年
塑造、テンペラ彩色

今は、抗アレルギー剤を服用しているので、それほど激しい漆のかぶれは無くなったが、それ以前は大きな作品を張り込むときなど、見るに耐えないかぶれ方をしていた。本人は昔から湿疹、今で言うアトピーがひどく、痒いこと自体に慣れっこになあっているところもあるが、会う人が引く。とにかく「もとめるものであり もとめられれるもの」を作ったときのかぶれはひどくて、少し違った素材を研究してみようと思った。天平時代の塑造、(代表的なものとしては、東大寺 戒壇院の四天像など)をベースにして現在手に入る材料でつくってみようと思った。まずは木と針金で心棒をつくり、それに木粉、との子、わら、細かくした麻紐に膠などの接着剤を使ってモデリングする。最後は市売の石粉ねんどを使った。彩色はテンペラ技法。









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