産婦人科Q&A


産婦人科と婦人科は違うの?

産婦人科とは「産科」 と「婦人科」を併せた診療科です。「産科」とはお産つまり妊娠や分娩に関係した診療科です。したがって妊婦さんを診る科です。妊娠中の母親のいろいろなできごとを診察し、治療するだけでなく、お腹の中の胎児も診て、時には治療する科です。一方「婦人科」 とは妊娠以外の女性特有の病気、たとえば子宮や卵巣の病気を治療したり、女性特有のホルモンの病気、月経異常などを治療する科です。したがって「婦人科」には妊婦さんはいません。また子供ができない不妊で悩む女性や更年期障害に悩むの女性の治療を行なったり、避妊相談(ピルなど)や閉経後のホルモン補充(HRT)相談も行っています。月経不順の事やピルをもらうだけで「産婦人科」に行くことをためらっている相談もありますが、妊婦さんのいない「婦人科」なら妊娠などと誤解されることもなく、カウンセリングだけでも十分対応できると思います。実際に月経痛や月経不順で悩んでいる学生や若い女性の相談 場所が「婦人科」なのです。決して特殊な場所ではありません。

 追加:平成22年より子宮頚がんワクチンが日本でも施行されています。 もちろん婦人科でも行えますので、ワクチンだけの相談もできます。


産婦人科(婦人科)では必ず内診を受けるのですか?

内診とは、婦人科特有の診察台に上がって、お 腹と腟の両方から子宮や卵巣を診察する方法ですが、必ずではありま せん。おりものや異常な出血、下腹部痛、妊娠の疑いなどがある時は内診が必要ですが、それ以外の相談ではカウンセリングだけで充分なこともあり、お腹から見る超音波検査法だけでよいこともあります。怖がらずにまずは詳しく話を聞いてもらうことが大切です。その結果で診察が必要かどうかを説明します。もし性交経験がまったくない女性であれば、おしっこを膀胱にためてからお腹からエコーで診ることになるでしょうし、性交経験があれば、内診は全く苦痛もない診察方法です。


どこの産婦人科(婦人科)でも妊娠中絶手術ができるのですか?

どこでもではありません。妊娠中絶手術ができ る産婦人科の条件は、(1)入院設備があること、(2)「母体保護法」(これまで「優生保護法」と呼ばれていましたが、平成8年の法改正により名称が変わりました)の指定施設および指定医であること、です。したがってそれ以外の婦人科診療所では手術ができません。当院でも行っていません。

しかし最も大切なことは、妊娠中絶手術を受けないよう自分から望まない妊娠を避けること、すなわち確実な避妊をすることです。必ずコンドームをつけるか、そうでなければ自分でピル、(現在は低用量ピル (OC)が一般的です)を使いましょう。妊娠するのは男性ではなく、女性であるあなた自身なのですから。


よしみつ先生は女医さんですか?

いいえ男性です。
現在産婦人科医の約7割は男性ですが、最近女医さんが増えています。
(追加:平成22年の時点では、産科婦人科学会の会員のうち女性会員の占める割合は、30歳未満で70%、40歳未満では58%となっており、産婦人科医療における女性医師の割合が急激に増加しており、男性の産婦人科医は徐々に絶滅危惧種になりつつあります。)
しかし診療の仕方になんら違いはありません。