低用量ピルとはなんでしょう


この度解禁された「低用量ピル」とはなんでしょう。

ピルとは、女性ホルモン(卵巣ホルモン)である、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の両者が入っている錠剤のことをいいます。

ピルには世代の古い高用量ピル(含まれるホルモン量が最も多い古典的ピル)から、比較的新しい、ホルモン量を減らした現在の中用量ピル、そして平成11年9月2日に発売された低用量ピル(つまりホルモン量が最も少ないピル)があり、いわゆる避妊のためのピル(経口避妊薬)とは低用量ピルのことを言います。すでに欧米諸国など先進国では、避妊のためには低用量ピルが常用されてきましたが、日本でもこの度ようやく避妊薬として承認、発売されました。


ピルを開発する経緯には、いかに副作用(ホルモン量)を減らすかの長い歴史があります。

高用量ピルは、胃腸障害、血栓塞栓性疾患(脳血栓)、発癌性(乳癌)等のリスクが指摘されていました。中用量ピルになってこれらの問題は減りましたが、喫煙と心筋梗塞の関係が指摘され、脂質代謝異常や体重増加の問題がまだ未解決でした。

これら副作用の問題を解決するため、エストロゲン量を50μg未満まで減らし、さらにプロゲステロン量を少なくするために段階型の服用方法をとる、低用量ピルが開発されました。その結果、現在このような副作用は激減しています。


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