オーディオ放浪記

-終わらない(かも知れない)旅の一部始終-


私が音楽を聴くようになる前から家にはオーディオがあった。父親の趣味だ。私がアメリカにいた頃は家も大きく、オーディオもそれ相応と言うべきか、使われる頻度の割には立派なものだった。30cmウーファーを持つ3ウェイのフロア型スピーカーにCDプレーヤー、アナログ・プレーヤー、チューナー、カセットデッキ、プリアンプ、パワーアンプの一式。ここで、アンプがセパレートであることが、後々大きな影響を与えることになるが、それはまた後の話。トータルで$3500ほどだったように記憶している。当時は$1.00=\150くらいだった。

音楽を聴くようになっても、自分の部屋にあるラジカセで特に不満もなかった。聴くと言っても、BGM的に流す程度だったし。当時はCDよりカセット・テープのほうが安かったので、音楽は殆んどカセットで聴いていたせいもある。その後、徐々にCDを買うようになると、きちんとオーディオで聴く機会も増えていった。ラジカセではCDを再生できなかったからだ。

日本へ帰ってくるときに、オーディオも持って帰ってきた。居間に置くのを母親が嫌がったせいもあって、オーディオは私の部屋へ持ち込まれることになった。4畳半に押し込まれたフロア型スピーカーは少々窮屈そうだったが、音質を気にしていなかったので、やはり不満はなかった。迫力のある再生ができるだけで十分だった。
オーディオに興味を持つきっかけは、サークルの部室で、確か学園祭の後部室のオーディオ機器をセッティングし直したときだったと思うが、先輩が「こんな細いオーディオ・ケーブルじゃ駄目だなぁ」と言われたこと。「ケーブルでそんなに変わるもんかしらん?」と思って、audio-technicaの\3000/mくらいのケーブルを買って、自分のオーディオに使ってみた。CDプレーヤー・プリアンプ間につないだところ、「あ、結構違うもんだな」と思い、その後プリ・パワー間も同じケーブルに。接点のクリーニングなどもやり出した。それまでパワーアンプの上に乗っけていたプリアンプをラックの別の棚に乗せたりもしてみて、だんだんはまっていった。しまいには、なるべく各コンポの間に距離を取ろうと、チューナーやカセットデッキ、アナログ・プレーヤーをラックから出して、CDプレーヤー、プリ・パワーアンプを目一杯ラック内で話して置いたりするようになった。ブチルゴム・インシュレータを作ったりもしてみた。

学部への進学にともない、一人暮らしを始めることになった。でかいオーディオを持っていくことになるのだが、ここからさらにオーディオ熱は上がる。手始めに、スピーカーベースを購入。ラックもそれまでの柔なものから、幾分しっかりとしたHamilexのものに。こんなものをたかだか7畳の部屋に置いたものだからさあ大変。オーディオラックの上にテレビを乗せるため、オーディオ関係の設置場所は自動的に決定。となると、リスニング位置を得る都合で、他の家具類の配置は自由度ゼロ。おかげで、炊飯器が台所から最も遠いという奇妙奇天烈な状況が現在も続いている。

この時点で、オーディオは購入から既に10年がたとうとしていた。ラジカセやミニコンなんかに比べれば遥かにましとは言え、解像度の低さは不満であった。さらに、CDのような駆動系の劣化が心配だったこともあり、ついに買い換えを決意。まずは一番心配だったCDプレーヤー。雑誌の評判と自分の好みから、TEACのVRDS-25xかその下のVRDS-8にしようかと考えながら、とりあえず店で試聴することにする。VRDS-25xを聴いて、正直驚いた。解像度が全然違う。DenonのDCD-S10IIも聴いてみたが、こちらは低音が、全くコントロールが効いていないように思え、即却下。VRDS-25xsが出る少し前で、既に価格は底打ちしていたこともあり、その場で決断。慌てて郵便局へお金を下ろしに行って、札束握り締めて購入。VRDS-25xsが出たのは後で知り、こっちにしておけば良かったかなぁと思うこともあるが、当時オーディオに出せる限界ぎりぎりの額だったのも事実。うちへVRDS-25xがやって来たとき、その重さに、覚悟していたとは言え、驚いた。聴いていみたところ、奥行き感が圧倒的に違うのにまた驚いた。その後、古いプレーヤーも繋いで、聴き比べてみたが、その場ではそうべらぼうに違うわけではないので、分かりにくい部分もあるのだが、やはりずっと聴いていると、「前のではこういう音には鳴らなかったかも知れないな」というのが積み重なっていった。また、CDプレーヤーを購入したときに、当時の私としては破格のオーディオ・ケーブルも購入した。Monster Cable M1000iである。

しばらく聴いていくうちに、また物欲を刺激され始め、まずオーディオ・ケーブルを買う。SAECのSL-1990。雑誌などで評判のわりに、印象はいまいち。今でもいまいち。買い換えようと思いつつ、バランス接続の方に興味がいってしまっており、プリアンプ買い換えの際にそのままバランス接続へ移行する可能性大。さらに、スピーカー・ベースのしたに板を敷いてみたり、各コンポの下に板を敷いたりしてみた。これは予想より効果があった。特にコンポの下に敷いたときは音がしっかりした。ラックがべらぼうに頑丈なわけではないからだろう。スピーカー・ケーブルも変えた。それまでaudio-technicaの\800/mくらいのものをこれまた雑誌の評判等から、古河電工のμT-22にする。既に、パワーアンプのコネクタに入る精一杯の太さ。

ふらっとオーディオ屋さんに立ち寄ったときに見掛けたInfinity Kappa8.2iを見て、「これはでかい」と少しびっくり。カタログなんかで見る限りではそれほどの印象はなかったのだが…。もともと大型スピーカーでオーディオを始めてしまっていたため、どんなにメリットがあると言われても、今更小型にする気にはなれないでいた。さんざん考えた末、スピーカーの購入を決意。他の候補としてはTechnics M1000もあったが、試聴の結果Kappa8.2iに軍配。高音が綺麗に伸びること、低音がしっかり出ながら重々しくならないことの2点がポイントとなった。ツィーターの位置も、リスニングポジションを考えると、Kappa8.2iの方が良いように思えた。正直、上下バラバラに分かれて聴こえてしまうのではないかと心配だったが、よっぽどそれに気を取られさえしなければ、まず問題なかった。ただ、幾分アンプのパワー不足を感じないわけにもいかなくなった。低音はかなり控え目になった。その後、スパイクを使用したり、バイワイヤ接続にしてみたりした。バイワイヤにするともうアンプのコネクタにはとても入らなくなってしまうので、別にコネクタを介すことになった。

アンプのパワー不足を解消するため、結局アンプを買い換えることに。この時点で、プリメインアンプという選択肢ははなから無かった。で、パワーアンプを買うことに。予算30万くらいとなると、結構選択肢があるのだが、候補に上がったのはAccuphase P-450、Luxman M-7i、Technics SU-C3000。しかし、Technicsは普段行っている店に置いてなかったのと、評価を聞く限りでは私の好みと異なるように思えたこと、スピーカー端子が他の2機種に比べてかなり小さいことなどから候補から外し、結局また一騎打ちに。今回は結構微妙だった。高音の繊細さと奥行き感、音の切れの良さでP-450に決定。M-7iも予想以上に良い音だったが、低音が少しゴリゴリしすぎる気がし、全体的に少し大雑把に鳴らすような傾向が見られ、奥行き感の表現も少し劣っていた。多分、Kappa8.2iとの組み合わせだと、低音が出すぎるのではないだろうか。とにもかくにも、パワーアンプを購入し、晴れて余計なコネクターを介すこと無く、バイワイヤ接続できるようになった。もともと抜群のS/Nで知られるメーカーだが、その澄みきった音は大いに気に入った。パイプオルガンを鳴らしても全く問題なし。力強さと繊細さの向上が見られた。

こうしてプリアンプ以外の機器は全て入れ替わったわけだが、そうなるとプリアンプだって変えたくなる。チクマの電源タップでお茶を濁したりしていたが(これはこれで力感が出てよい)、ついに決断。ところが、候補の一つPass Labs X2を置いている店が殆ど無い。結局いつものお店で別コーナーにあったX2を頼んで同じような条件になるように繋いでもらって試聴。対抗馬はAccuphase C265。結構シビア。繊細さはAccuphaseの一人勝ち。音の力感ではPassか。正直なところ、迷った。多分、どちらにしても満足できたと思う。機能盛り沢山のAccuphaseに対し、Passはシンプルを極めた構成。それまでのプリアンプの使用状況を考えると…CDはDirect接続でトーンコントロールその他は全部スルー。多分、新しいプリアンプも同様だろう。そうすると使われない機能の分だけ損なのではないだろうか?という貧乏性な思いと、パワーアンプも繊細、スピーカーも高音は繊細で来ているので、そこに同じキャラをかぶせるのは…ということでPassに決定。で、やって来たX2を繋いで鳴らすと…ふふふ。プリアンプでこんなに変わるんだぁ。定位のあからさまな改善にただただ呆然。ただ、ちょっと残留ノイズが気になる。アースを取るか、バランス接続か。

アースを取るのにAcoustic Revive RE-9を導入してみたりするが、効果はあまりはっきりしない。じゃあということでCD-プリアンプ間をバランス接続に。ものはWireworld Eclipse III+。ノイズはあまり変わらず、でも音場感と力感は大幅向上。勢いでプリ-パワー間も同じケーブルに。ここで初めてノイズが減少するが、同時にゲインが上がってヴォリューム位置に自由度が一気に無くなる。ちょいと不便。まあ、仕方がないか。

ライン・ケーブルを変えたら、当然のようにスピーカー・ケーブルも変えたくなる。バイワイヤ仕様であることを前提に探した結果、WireworldのEquinoxかSynergistic ResearchのSignature No.2辺りに候補が絞られた。Synergistic Researchは電源ケーブルで有名だが、スピーカー・ケーブルではあまり話を聴かない。一方、ライン・ケーブルでは独自のActive Shielding技術がある。ますますスピーカー・ケーブルは存在感が薄い。一か八かでSynergistic Researchに決定。同価格帯のWireworldのものなんかに比べると随分と細くてちょっと心配になったり。Synergistic Researchは音場感で定評があるので、音が薄くなるかと思ったが、意外に密度感があって気に入る。結果的には満足だが、我ながら結構な賭けだったと思う。

信号が通る部分は全て入れ替わった。じゃあ、ということで次は電源ケーブル。まずは定石通り(?)に最上流のCDプレーヤーから。定番のSynergistic Research A/C Master Couplerで。音以前に、その硬さに衝撃を受ける。噂には聞いていたものの、これほどまでとは…。音の輪郭がはっきりし、切れが出た感じ。もう少し熱さがあってもいいが、これは他で調整することに。

いじるところはケーブルだけじゃない。Kappa 8.2iにはスパイクが付属しているが、こいつをJ-1 Projectのハイブリッド・コーンに交換。音に芯が入ってよろしい感じ。それ以前に、低音による床の振動が減って、階下への影響が減っているかも知れないことの方が嬉しい。まあ、そんなに大きな音で聴くことはあまりないんだが。

さて、電源ケーブル計画第2段ということで、WireworldのElectra III+ Reference Power Cordをパワー・アンプに導入してみた。もりもりにマッシヴな低音が分かりやすい。その後、プリアンプの電源ケーブルをA/C Master Couplerに。どうも私にはSynergistic Researchが合うようだ。ということで、ケーブル類をいつか全部Synergistic Researchで揃えてみたい。…大分先の話になりそうだけど。

テーブル・タップの電源ケーブルもELPに変え、そろそろやることが無くなってきて、Quantum Symphonyを導入したりしながら、イメージと全く違う鳴り方をするN805を聴かせてもらったりしているうちに「そろそろ次のスピーカーの狙いを定めておくか」ということになった。現用のKappa 8.2iが値段なり以上の活躍をしてくれている以上、「変わった」だけでなく「良くなった」ことを実感するためには相応のスピーカーにならざるを得ない。候補として真っ先に上がったのが、Thiel CS6。再生周波数帯域の広い方、広い方、と来た身としては、次はこのあたりが気になる。問題は尋常でなく重いことと、リスニング・ポイントからの距離を要求するらしいこと。ちょっと日本ではつらいのではないか?という話ばかり聞く。とは言え、あらゆる物理的条件でこれに勝るスピーカーは同クラスには存在しないとすら言えるわけで、やっぱり気になる。で、アメリカと言えばAvalonも外せないわけで、再生周波数帯域の点で気になるのはOpus。ちょっと値段も上がるので難しいところではあるが。というわけで、まずは店に置いてあることが分かっているOpusを聴いてみることに。空間感や解像度は確かに凄いものがあったが、低音の質感はう〜ん。これなら今のスピーカーから無理して買い換える気にはなれないなぁとか思ったり。一方のThielだが、これが聴けるところが無い。CS2.3や7.2は置いてあるのに…。

再びOpusを聴きに行こうと思ったところ、Opusが聴けない状態であったので、代わりに、とVerity AudioのParsifalを聴かせてもらうことに。プリを代え、パワー・アンプを代え、と色々な状況で聴かせてもらい、それに応じて様々な変化(特にパワー・アンプによる差はちょっと衝撃的)が楽しめたが、総じてバスレフっぽさが耳に残り、何より私にはちょっと音が柔らかすぎる。こういうものの方が長時間聴いていられるのだろうけど、私にはもう少しテンションの高さが欲しい。Opusが聴けなかったので、その一つ下のEclipse Classicを聴きに行ってみることに。これが間違いの始まり。正直なところ、このスピーカーにさして期待はしておらず、むしろCS6に対する当て馬程度に考えていた。いくらこのクラスのスピーカーとは言え、2 Wayで自分が満足できるはずが無い…はずだった。ところがどうだ。出てきた音は飛びっきりに鮮烈で芯が強く、それが綺麗に広がる…恐れ入った。俄然、このEclipse Classicが気になってしょうがない。

ThielのCS7.2を聴いて、Thielのスピーカーの大体の傾向を確かめてみようと思い、店に行ってみると、CS7.2は無くなっていた。今後入れる予定も無いという。肩透かしを食らった格好になり、せっかく出てきたのだし、と再びEclipse Classicを聴きに行く。先客がいて、N802で電源ケーブルの比較をするのに立ち合わせてもらったりしたが、電源ケーブルの違いはともかく、N802は私にはあまり面白みのない音のように思えた。どこが悪いというものでもないのだけど、「ここを聴け!」ってのも無いような、そんな感じ。オーナーが自分色に染めやすいというのはあるのかもしれないけど、さしあたって私には筆を取る気にさせてはくれないキャンバスのようだ。で、Eclipse Classic。記憶というのは反復されると一気に強化されるもので、繋がっている機器が異なるとは言え、基本的には同じような体験を2度もしてしまえば、頭の中でのその記憶の存在感はもはや目をそむけたり知らんふりをしたりすることを許さないほどに揺ぎ無いものとなってしまう。一回目は「まあ、そういうこともあるさ」で笑って済まされたものが、二回目では「もはやこれ以外に何があるというのだ?」と自らに迫ってくる。こうなったらもう音楽を聴くどころではない。スピーカーと向き合う度に、CDを手に取る毎に「ああは鳴らないだろうよ」と心の中で悪魔が囁く。もはや音楽を聴くこと自体が妥協でしかなく、一つ音を聴くたびに何かを諦めることになるような気すらした。笑われるだろうけど、そこにはもう選択肢が二つしかないように思えた。音楽を聴くのを金輪際諦めるか、それとも…。

某評論家が昔、某社のプリを買うのに必死になって月賦の計算をしたという話があるが、まあ、そんな状態だった。少しは貯金があるとは言え、全額一括は無理。かといって、ローンで社会人生活を始めるのも…。では音楽を諦めるのか?…無理だろうねぇ。離婚をすることはあっても(←結婚もしていないくせに)音楽と別れることなんて考えられない。ならば行く道は一つ。知ってしまったことについて「知らなければ良かった」などと嘆いても始まらない。人は常に歩き、走り続けなくてはならず、それを止めた人から置いていかれるのだ。こんなところで止まっている場合じゃない。私は未来を売ってでも「今」を買うことにした。未来の自分が「今」を後悔しないために…。「円安で値上がりしそう」、「引っ越すときに箱が必要」…「それっぽい」言い訳もできないわけではないけれど、でも、そんなことは「『今』が一番いい『今』であるため」という理由の前では瑣末なものではないのか?

というわけで、遂にEclipse Classic購入へ。はやる気持ちというのは往々にして焦らされるものというのが世間の相場かどうかは知らないが、そうとんとん拍子に話は進まず、実際に我が家へやって来たのは店のデモ機。私が受け取るはずだったEclipse Cはフロント・バッフルに傷があったとかで出すわけにはいかなくなったとかで、急遽アメリカから取り寄せることになったそうだ(代理店には在庫が一組しかなかった)。で、それまでの繋ぎということで店のデモ機が我が家へやって来た。簡単にセッティングした状態で早くも尋常ならざる情報量でお届けしていてもう大変。ものが到着するまでこれでしばらく遊ぶことになるが、これがどうしてなかなか楽しい。音楽好きの旦那が浮気や飲み過ぎで帰ってこないとお嘆きの奥さん、オーディオを買ってあげなさい。こんないい音で鳴るものが家にあったら一目散で帰ってくるから。ましてちょっとスピーカーの位置をずらしただけで音がころころ変わるようなものなんて与えた日には毎晩調整に余念が無いこと請け合い。週に2回、一回5000円飲んでくると計算すると、100万のオーディオでも2年で元が取れますぜ。…はまって高いケーブルを買い込んだり、アンプを抱えて帰ってくるようになっても責任は取れませんが。

どうにかこうにか「私の」Eclipse Classicが到着し、3月は本当に夢中になってCDを聴きまくった。4月から研修で3週間も離れることになったのだが、その間ずっと家のオーディオが恋しくて仕方が無くて、生まれて始めてホームシックらしき気分を味わう羽目になった。研修の最後、皆が別れを惜しむ中、一人「早く聴きたい〜」とか思っていたのは内緒。GWに東京に戻って、引っ越し前に景気良くオフ会なんて開いてみたら、思いの外豪華な面子が揃ってしまい、ともすれば極度に内向的な趣味が一気に外へ広がった気分を抱えて静岡へお引っ越し。とにかく、引っ越し屋さんに「傷をつけるな」と口がレモンより酸っぱくなるくらいに言いつづけたのが功を奏したのか、大した問題も無く(荷物の量は十分過ぎるほど問題だったが)引っ越し完了。見た目は前の部屋よりオーディオ向きと思われたが…。

引っ越してからちょくちょくセッティングをいじったり、吸音材を入れたりしてそれなりに満足の行くところまで追い込んだり。その間にも人の家の音を聴く機会に恵まれたりとオーディオ生活は順風満帆…のはずだった。ちょっとした興味だけだったのだけど、ふとリスニング・ポジションでの周波数特性を測ったりしたのが運の尽き。目も当てられない結果に唖然。多分、相当ショックを受けたのだと思う。その日はそれ以上音楽を聴く気にならなかったし。さあ、どうする?



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