初対面時からの豪快な人柄や(主にオーディオ以外での)エピソードの話題(その一方で実に気の付く神経の細やかさも持たれているのだけど)から骨太サウンドを予想していたが、見事に的外れ。出てきたのはWilson Audio & Goldmundという組み合わせでなければ出しえない、シャープで筋の通った音。ご本人曰く、太いのは嫌い、だとか。音を聴けばそれも納得。資料室の画像からも分かるように決して広いお部屋ではない上、私の目から見てもかなりの内振り(交差点が試聴位置より前)なのだが、どうしたわけか左右に綺麗に広がる。音響調節の威力もあるのだろうか。中高域の少し高いあたりに緊張感を感じるところがあって、それはWilson特有のものかとも思っていたけど、パワー・アンプ用の壁コンセントをFimからPADに交換していきなり解消。でも、これはこれでGBさんの好みから外れていたりして?その後、壁コンがどうなっていくのか興味のあるところ。とりあえず、二人でWATTGATE 381をお薦めしてみたけど、さて、どうでしょう。何はともあれ、ご本人は低域にさらなる欲求があるようで、どこまで行かれるのやら…。

システム紹介へ






Click Here!