画像:助成・日本財団のロゴマーク

第2回 City Lights 映画祭  
夢、信じる心〜チャレンジすれば何かが変わる!   

 


私たちの夢。
それは、いつでもだれでも当たり前に立ち寄れる、バリアフリー映画館の建設!
その実現に向けて踏み出した第1歩がCity Lights 映画祭です。

 

チラシ(表)の画像 :みんな映画を聴きに行こうよ! 第2回映画祭。水色のバックに映画祭のロゴが噴水のように吹き出すデザイン。チラシ裏の画像。●すべて音声ガイド付き●

シティ・ライツは、目の不自由な方々と一緒に、映画鑑賞を楽しむボランティア団体です。
映画がみたいけど、鑑賞がままならない視覚障碍者。
映画の感動をすべての人とわかちあいたい映画ファン。
その二つの願いを一つにして、設立から8年、一緒に活動を続けてきました。
私たちの映画祭では、上映する作品のすべてに「音声ガイド」がつきます。
「音声ガイド」とは、映像を言葉におきかえて説明する場面解説のナレーション。
目が見えない(見えにくい)方にも、目の見える方にも、
このツールで映画をよりわかりやすく、より深く味わっていただくことができます。
音声ガイドは、FMラジオとイヤフォンをご持参いただければ、どなたでも聴くことができます。
是非、この機会に体験してみてください。
※当日、受付にてFMラジオの貸出もございます。

 


会場:江戸東京博物館「大ホール」(両国)
   (JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分 /都営大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A4出口 徒歩1分)
日程:2009年5月5日(火曜・祝日) 12:00 開場 
定員:446名
入場料:1作品 500円

主催:バリアフリー映画鑑賞推進団体 シティ・ライツ
後援:東京都 スイス大使館 
   社会福祉法人 日本点字図書館 社会福祉法人 日本ライトハウス 社会福祉法人 東京ヘレン・ケラー協会
協賛:
日本映像翻訳アカデミー 財団法人 川喜多記念映画文化財団
   花王株式会社・花王ハートポケット倶楽部 クラブツーリズム株式会社・バリアフリー旅行センター
   フコク生命 マイクロソフト株式会社 ライオン株式会社
広告協賛:株式会社日立ビルシステム、松竹株式会社、NTTクラルティ株式会社、 有限会社読書工房、 株式会社ラビット、
     アットエンタテインメント株式会社、 株式会社ポニーキャニオン、東映ビデオ株式会社、RFデザイン株式会社、
     有限会社シネマエンジェル、株式会社ケイメイ医療事業部、株式会社高知システム開発、 有限会社オフィスコア、
     株式会社日本インシフィル、映画「こんばんは」全国上映普及委員会、 有限会社アットイーズ、映画センター全国連絡会議、
     ライオン株式会社、株式会社NTTドコモ 有限会社コミュニケーションコア・ワークス、 社会福祉法人日本点字図書館、
     ケージーエス株式会社、株式会社ナレッジクリエーション、サンクステンプ株式会社
その他協賛:スイス法人 リンツ社(総輸入元六甲バター株式会社)
機器助成: 日本財団
協力: 千葉大学大学院 工学研究科 デザイン科学専攻
    日本ユニシスグループ・社会貢献クラブ「ユニハート」  


プログラム
 12:00 開場
 13:00〜「マルタのやさしい刺繍」(スイス映画 89分)上映
  =休憩= 
 15:00〜 トークセッション バリアフリー映画から広がる新しいコミュニティの可能性  
 15:40〜「ザ・マジックアワー」(日本映画 136分)上映
 18 : 00 終了


上映作品
「マルタのやさしい刺繍」の画像:バス停の赤いベンチに腰掛けていたマルタ、リージ、ハンニ、フリーダの4人が、バスに乗り込むシーン

■「マルタのやさしい刺繍」2006年/スイス/89分  公式サイト
監督:ベティナ・オベルリ
出演:シュテファニー・グラーザー、ハイディ・マリア・グリョスナー
アンネマリー・デュリンガー、モニカ・グブザー
配給:アルシネテラン
2006年 スイス動員数 第1位
2007年 スイス映画賞 主演女優賞ノミネート
2007年 アカデミー外国語映画賞 スイス代表作品
(C) 2006 Buena Vista International (Switzerland)
 

 

ストーリー: 
スイスの谷間の小さな村を舞台に、80歳のおばあちゃんたちがランジェリーショップを開くために奮闘する様を描いた人間ドラマ。
 夫の死により打ちひしがれたマルタ(シュテファニー・グラーザー)。そんな中、村の男声合唱団の新しい団旗を、仕立て屋だったマルタが作ることに。
生地店の美しいレースを見ているうちに、マルタは“パリに自分で仕立てたランジェリーのお店を開くこと”が夢だったことを思い出す。
昔の勘を取り戻しながら下着を仕立てあげたマルタだったが、厳格なプロテスタントの村では受け入れてもらえなかった。

 

「ザ・マジックアワー」の画像:クラブ「赤い靴」の舞台上。三日月のブランコに乗ったマリの横に並ぶ、ボス、村田、備後、なつこ。


■「ザ・マジックアワー」 2008年/日本/136分  公式サイト
監督:三谷 幸喜(みたに こうき)
出演:佐藤 浩市(さとう こういち)、妻夫木 聡(つまぶき さとし)、深津 絵里(ふかつ えり)、綾瀬はるか(あやせ はるか)、
小日向 文世(こひなた ふみよ)、戸田 恵子(とだ けいこ)、寺島 進(てらじま すすむ)、西田 敏行(にしだ としゆき)、香川 照之(かがわ てるゆき)、伊吹 吾郎(いぶき ごろう)

配給:東宝
「誰の人生にも、輝く瞬間 “マジックアワー” がある―。」
三谷監督が満を持して贈る待望の最新作、それが「ザ・マジックアワー」。
三谷自ら書き下ろした、誰も観たことのない映画完全オリジナル作品です。 笑えて泣けて元気が出る、ノンストップコメディ!
(C) 2008 フジテレビ 東宝

 

ストーリー:
街を牛耳るボス(西田 敏行)の愛人(深津 絵里)に手を出してしまった手下の備後(妻夫木 聡)は、命を助けてもらう代償に、伝説の殺し屋デラ富樫を探し出すことを約束する。だが期日が迫っても、デラは見つからない。窮地に陥った備後が取った苦肉の策とは、無名の俳優を雇い、殺し屋に仕立て上げることだった。 こうして三流役者村田大樹(佐藤 浩市)は、二つの組織がしのぎを削るその港町・守加護へとやって来る。すべてを映画の撮影と思い込み、幻の殺し屋になりきって。知らず知らずのうちに抗争に巻き込まれる売れない俳優と、映画監督のフリをして彼を操ろうとするしがないギャングの、友情と感動と爆笑の物語。

 

◎トークセッション 
  ーバリアフリー映画から広がる新しいコミュニティの可能性ー

   ゲストに、中江 裕司監督をお招きして、映画づくりや映画館経営の難しさと喜び、
   そしてそこから生み出されるコミュニティの可能性について、詳しくお話をお伺いしたいと思います。

コーディネーター:壬生 智裕(みぶ ともひろ)フリーライター
       ゲスト:中江 裕司(なかえ ゆうじ)


【中江監督のプロフィール】

1960年、京都府生まれ。80年、琉球大学に入学とともに沖縄に移 住。
92年『パイナップル・ツアーズ』の第2話『春子とヒデヨシ』 で監督デビュー。
94年『パイパティローマ』を監督。
99年『ナビィの恋』でベルリン映画祭NETPAC賞を受賞、全国的なヒット となる。
03年には、石垣島の楽団のドキュメンタリー『白百合ク ラブ・東京へ行く』を自主製作。
その他の監督作に『ホテル・ハイ ビスカス』『恋しくて』『40歳問題』など。
最新作『真夏の夜の 夢』が。この夏公開される。
また、那覇市内で廃業した映画館を、2005年7月に「桜坂劇場」 としてリニューアルオープン。
劇場を運営する株式会社クランクの 代表取締役社長も務めている。

 



第2回 City Lights 映画祭 報告レポート

 

 

映画祭当日の写真:開場前準備、開場、受付、ラジオ配布の様子。

映画祭当日の写真:会場開演前、ラジオ操作説明などの様子。

 
  ◇ アンケート集計結果

映画祭入場者概要

  入場者総数 512名(その内 視覚障害者 120人)
   ・「マルタのやさしい刺繍」鑑賞者 410名  ・「ザ・マジックアワー」鑑賞者 336名

Q.  年代は?

Q.ご職業は?
年齢分布の円グラフ:10代1%、20代7%、30代22%、40代9%、50代26%、60代20%、70代以上10%、回答なし5%。
職業別円グラフ:社会人42%、学生3%、パート6%、主婦17%、無職12%、その他6%、回答なし14%。

Q.この映画祭に何を期待して参加されましたか?

    (特に関心の高かった項目2つに丸をつけてください)

Q.音声ガイドつきの映画をご覧になった回数は?
映画祭への期待円グラフ:映画鑑賞36%、トーク11%、シティライツの活動19%、音声ガイド体験31%、その他3%
音声ガイド経験円グラフ:初めて43%、1〜10回37%、10回以上18%、回答なし2%。
Q.映画祭の内容はいかがでしたか?(全体評価) Q.映画祭の内容はいかがでしたか?(詳細評価)

全体評価円グラフ:とてもよかった40%、よかった35%、悪かった2%、とても悪かった1%、回答なし22%

詳細評価棒グラフ:開催場所、映画のセレクト、トークショー、音声ガイド、構成、運営についての評価は、ほぼ8割以上の方がよかったとの評価でした。

 

 ◇ アンケートより感想抜粋

□ 会員、音声ガイドは10回以上、50代、視覚障碍者(全盲)の回答

・全体について 私たちに映画とか、娯楽や趣味などに楽しみを増やしてくれている事、深く感謝をいたしております。
 こうして映画などを楽しめるのも、活動してくれている皆さんのお陰、そして理解が 無ければ楽しめないと思います。
 映画祭も末永く続く事を祈っています。

 

□ ポスターをみて、音声ガイドは10回程度、60代、視覚障碍者(弱視)の回答

・音声ガイドについて すごくきれいに声が入ってよくわかりました。

 

□ 知人の紹介、音声ガイドは初めて、40代、晴眼者の回答

・音声ガイドについて 全体としてムダも不足もないと思いました。短い言葉で全体をうまく表現するのは難しいことと感心しました。
・全体について こういう映画祭を初めて知りました。大変良い事と思います。

 

□ 映画館のチラシで知って、音声ガイドは初めて、20代、 晴眼者の回答

・全体について 偶然にもこのようなイベントに参加できて良かったです。

 

□ 知人の紹介、音声ガイドは初めて、50代、晴眼者の回答

・音声ガイドについて ときどき目を閉じて映画を初めて聴きました。「耳をすまして感じる」・・・楽しい体験でした。
・全体について これからのシティライツの皆様のご活躍を楽しみにしています。
 この会場で初めてご一緒させていただいた方とお話しながら見せていただきました。元気のでる映画祭でした。

 

□ 関係者の招待、音声ガイドは初めて、40代、社会人、晴眼者の回答

・音声ガイドについて 初めての体験で、邪魔になるのではと思いましたが、映像を観ているだけでは見逃してしまう意味のあるシーンや伏線などがわかって、とてもおもしろかったです。

 

□ 知人の紹介、音声ガイドは初めて、30代、社会人、晴眼者の回答

・音声ガイドについて 適度なところでナレーションが入り、普通の映画を見ている程、違和感がなかったです。

 

□ 知人の紹介、音声ガイドは10回程度、40代、社会人、晴眼者の回答

・全体について 2本の映画とも、とても元気の出る内容で、励まされ、笑い、何か新しくやってやろう!という気持ちになれた気がします。
 また、トークセッションの監督のお話もほとんど共感することばかりで、「本当にそうだなあ」と思いました。

 

− その他 −

□ 日本映像翻訳アカデミーの方から

大変素晴らしい映画祭で、感動いたしました。構成もトークショーもシティライツならではの色を出しつつ本当の意味で皆が一緒に楽しむことができぬモノでした。また、スタッフで働いている方々が素晴らしい!笑顔あふれて活き活きと、堂々と仕事をされている姿がとても印象的でした。

 

□ 横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市芸術文化振興財団)の方から

映画自体もとても面白かったのですが、映画を心からたのしみたいと思う人たちがあの場に集っているという状況がとても気持ちを暖かくさせました。いつも映画を見ているときよりもよく笑ったなあ、と思います。一場面一場面で喜怒哀楽を共有している一体感がありました。『ニューシネマパラダイス』などの、映画の出始めの頃、皆が肩を寄せひしめき合いながら映画を見ていた頃のような一体感を思い浮かべました。本当によい取り組みだと思います。 ラジオの調子も問題なかったです。映画冒頭のところで音声が途切れたような感じがしましたがそのほかは全く。ガイド&字幕の量も、読み上げるスピードも、よく練り上げられたものだということがよく分かる内容でした。