ギヤボックス・マウント交換

部品呼称 :
 ギヤボックス・マウンティング又はLHエンジン・マウンティング・ブラケット
不良現象 :
 アイドリング時に振動が大きくなる。
交換時期 :
 ゴム部分が剥がれ始めた時。---定期的な目視チェックが必要。1〜2年程度でへたる。

作業手順 ------- 1時間コース

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  • 車高をハイ・ポジションにする。
  • 右前輪に車止めをし、車載ジャッキを車体左前方にかけて左前輪を外す。(スタンドを使ったほうがより安全)
  • ホイールハウスのゴムカバーを外して、ギヤボックス・マウンティングを露出させる。
  • ATオイルパン左端にジャッキをかける。この時,当て木を使用したい。ジャッキはパンタグラフ式が微調整がきき、使いやすい。
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  • ギヤボックス・マウンティングのゴムの変形が戻る位置までジャッキでエンジンを押し上げる。
  • マウンティングを固定するボルトをメガネレンチで少し緩める。固い時はレンチの先をプラハンマーで叩く。
  • ギヤボックスの固定ナットを同様にして緩めて取る。
  • マウンティングを固定するボルトを全て取り、古いマウンティングを外す。
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  • マウンティングを新品に交換し、ギヤボックスの固定ナットを仮止めする。
  • マウンティングを動かしながらどこか1ヶ所車体側のボルト穴と合うようにジャッキで高さ調整する。
  • マウンティングを1本のボルトだけで仮止めする。
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  • 残りの穴との位置関係をチェックする。新部品ではかなり位置がずれるので、ジャッキで位置を調整しながら近い所から留めていく。この時、ボルトが手の力で入る位置を探す。
  • 上下だけでなく左右でもずれる事があるので、車体とギヤボックスとをレンチやドライバーでこじりながら位置を調整する。
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  • 全部のボルトが仮止めできたら本締めをする。
  • 締付けトルクは  ボルト:3kgfm  ナット:16.5kgfm
  • ホイールハウスのゴムカバーをつける。(夏期はエンジンが汚れるのを覚悟でつけないほうが、エンジンの冷却には良いでしょう)
  • 左前輪をつけ、ジャッキを外せば作業完了。


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