２００６年冬のイタリア旅行

　ヴェネツィアのカーニバルに行きたい！と思いはつのり、２００６年冬、ついに行って参りました、ミラノ＆ヴェネツィア。
　ミラノはやや勉強不足でしたが、ヴェネツィアは塩野七生「海の都の物語」でばっちり予習済みなので、旅行用ガイドブック以上の歴史を各所に感じることができました。
　ミラノは普通の都会なので良いとして、ヴェネツィアはバスもタクシーも船なので荷揚げに苦労しますし、そこら中にかかる橋も、古い建物を利用したホテルも、階段しかないことが多く、必ず持ち上げるはめになりますから、旅行の際は、どんなに便利でも大きくて堅いスーツケースはお勧めしません。リュックサック類か、肩にかけられるバッグか、せめて小さめのキャリーバッグにしましょう。

DuomoDuomo ミラノの大聖堂
Duomo di Milano
　ミラノの顔ともいうべき巨大な大聖堂。ちょうど正面側修復の時期で、せっかく大事な「顔」が……あんまりでした。それはともかく、あんまり高くて尖塔が小さく見えますが、実際、屋上の矢印のあたりの階層に登ってみました。左端の太い柱が尖塔の根元です。
Basilica di Sant'Ambrogio サンタンブロージョ大聖堂
Basilica di Sant'Ambrogio
　ミラノの守護聖人、聖アンブロシウスのミイラが祭壇の下に安置してあり、拝観できます。塩野七生「ローマ人の物語　キリストの勝利」を読んでから行くとありがたみ(？)が増すでしょう。
Piazza delle Erbe エルベ広場
Piazza delle Erbe
　「ロミオとジュリエット」のモデル都市ヴェローナの中心、エルベ広場にあるマドンナ像の噴水の足元あたりです。ヴェローナには（仮想）ジュリエットの家などもあり、小さな街ですが、バス途中下車の１時間くらいではとても見きれません。丸１日は欲しいところです。
Canal grande 大運河
Canal grande
　リアルト橋からの眺めるカナル・グランデ（大運河）です。程よく真っ青に撮れました。観光都市だけにライトアップには力を入れているので、夕方からの夜景も運河の水面に映えて大変美しいです。
Bricola 水路の杭
Le bricole
　ヴェネツィア湾は潟というだけあって、水路になってる場所以外は水深が浅く、うっかり入ると座礁してしまうそうです。それで水路を示す木の杭が点々と打たれています。戦時は杭を抜いて水路を分からなくして他国船の侵入を阻んだといいます。この杭が非常に大きく、水面に出ているだけでも２ｍはあります。１本の棒だけの杭がpalina、３本組をbricolaと呼び、それぞれ使い方が決まっているようなのですが……。
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