Palombella rossa (赤いシュート)
1989年 / イタリア / 87分
監督・脚本・製作・主演:ナンニ・モレッティ、 製作:アンジェロ・バルバガッロ
製作:サケール・フィルム(ローマ)、パルミエ・フィルム+パンフィルム(パリ)、ソ・フィン+RAI1
配給:ゼアリズ
[STORY]
水球選手で共産党員のミケーレは車を運転中に衝突事故を起こし、記憶障害を起こす。
ミケーレはじぶんが何者なのかわからない。
遠征のバスに乗せられ、自分の書いたらしい記事を見つけ「僕はコミュニスト」だと思う。
試合のためにきたプールサイドでは、見知らぬ男二人組がお菓子を突きつけ味方だという。
どうやらミケーレはテレビの討論番組に出ていたらしい。
次々に彼のもとに「テレビを見た」とか「党についてどう思っているのか」などという人が現れる。
水球の試合進行とともに、ミケーレは記憶を手繰り寄せつづける。
子どもの頃水泳を始めた記憶、お菓子を取ってしかられたこと、学生時代の運動のこと。
長い試合の途中にいろいろなことが起こる。
コーチが先生と呼ぶ人物を伴い決断をゆだねたり、神学者が現れミケーレに意見を行ったり、
プールサイドで観客・選手ともに「ドクトルジバゴ」のテレビ放映に夢中になったり。
ミケーレは最後のシュートのチャンスを得る。
彼の脳裏にはいろいろな思惑がかけめぐる。果たしてシュートは成功か?

[CAST]
ミケーレ・アピチェッラ(ナンニ・モレッティ)、ミケーレチームのコーチ(シルヴィオ・オルランド)
女性記者(マリエッラ・ヴァレンティーニ)、二人組の男(アルフォンソ・サンタガータ、
クラウディオ・モルガンティ)、ミケーレの娘(アシア・アルジェント)、
審判(エウジェニオ・マシアーリ)、カトリック信者シモーネ(マリオ・パタネ)、
コーチの聖者(レモ・レモッティ)、ミケーレの学生時代の友人(ファビオ・トラヴェルサ)、
相手チームのコーチ(マウロ・マウジェーリ)、労働組合員(ルイジ・モレッティ)、
イムレ・ブダヴァーリ(本人・水球選手)、カトリック信者の聖者(ラウル・ルイズ)、
子供時代のミケーレ(ガブリエル・チェラッキーニ)、ミケーレの母(ルイザンナ・バンドルフィ)


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Palombella rossa