
03.04.06
Lリーグ さいたまレイナス vs ASエルフェン狭山戦 観戦レポート
第15回Lリーグ 第1節 |
2003年4月6日 |
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埼玉2002スタジアム |
さいたまレイナス |
VS |
ASエルフェン狭山 |
【得点】 |
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【得点】 |
73分 岩倉 |
前半 |
(0−0) |
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後半 |
(1−0) |
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合計 |
(1−0) |
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さいたまレイナス |
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ASエルフェン狭山FC |
背番号 |
選手名 |
背番号 |
選手交替 |
背番号 |
選手名 |
背番号 |
選手交替 |
1 |
山郷 のぞみ |
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25 |
早田 志麻 |
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2 |
田代 久美子 |
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2 |
末政 淳子 |
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3 |
笠嶋 由恵 |
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5 |
森 香央里 |
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4 |
赤星 照美 |
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11 |
関谷 絵里奈 |
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7 |
仲 希理子 |
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14 |
前田 秀美 |
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8 |
高橋 彩子 |
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6 |
市川 千晶 |
4 |
川田 恵美 |
9 |
木原 梢 |
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7 |
佐藤 舞 |
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22 |
片桐 ひろみ |
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9 |
菅野 久美子 |
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23 |
岩倉 三恵 |
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13 |
岡上 麻里 |
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10 |
岸 一美 |
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18 |
大河原 美緒 |
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11 |
安藤 梢 |
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24 |
國井 綾子 |
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新シーズン第1弾のレポートは、4月6日に開幕となったLリーグ「さいたまレイナス vs ASエルフェン狭山」の一戦をお届けします。
会場は、な・な・なんとあの埼玉スタジアム2002!
埼玉県のさいたま市、狭山市をホームタウンとする2チームの戦いは「埼玉スタジアム」という絶好のロケーションで行われた。昨シーズン3位のレイナスに対して
ASエルフェン(昨シーズン8位)がどこまで対抗できるか? という点に注目し、観戦した。
私が会場に姿を見せたのは、前半20分過ぎであった。(訳ありで それ以前の試合経過をお届けできません。悪しからず)
電光掲示板には 「0−0」の表記。前回観戦したベレーザ戦(昨シーズン優勝)が前半11分の失点だったので、まずまずといったところか・・・
試合はASエルフェン自陣で展開されることが多く、レイナスの優位は動かない。25分 レイナス 安藤選手のミドルシュートをキーパー早田選手がファインセーブ。
直後の26分 ASエルフェン自陣ペナルティエリア付近でのパス交換から レイナス 木原選手のシュートを早田選手がキャッチ。キーパー早田選手やディフェンス陣
の頑張りが目に付く状態。カウンターを狙いたいところであるが、なかなか敵陣に入り込めない。そんな中、32分 レイナス自陣右サイドから センタリングぎみのパス
にASエルフェン國井選手が反応するが絡めず、チャンスを逸したかに見えた・・・が背後に居た 菅野選手がフォローし、左脚のシュートを試みるがレイナスキーパー
山郷選手の正面へ。
38分、ASエルフェン自陣 右からのセンタリングがゴール中央へあがる。ゴールキーパー早田選手と市川選手が接触し、市川選手が負傷退場となってしまう。残り
約5分という危険な時間帯で、非常に嫌な流れであったが、そのまま凌ぎきり前半は、「0−0」の引き分けであった。
前半を終えて気づいた点として、「守」から「攻」への切り替えの遅さが気になった。攻撃に厚みが加わらず相手への警戒心が与えられない。
「カウンター狙い」であるならば、レイナス片桐選手が右サイドの前線に貼り付きぎみだったのでその背後を狙うといった「意図」のある展開が必要と感じた。
パスの精度の問題もあるかもしれないが、「どこでボールをもらうか」、「どこがフリーか」、「どこのパスを出すか」という意識、意図がプレーに感じられなかった。
後半は、いかにその点が改善され、カウンターを得点に結びつけられるか?という点に注目した。
後半開始早々、おや?と感じられる点を発見。守勢にまわった際のASエルフェンプレイヤーが前半の7人から8人に増えていた。トップに2人は残しているもののます
ますカウンターが決まりづらくなることを予感させた。昨シーズン3位の強豪相手とはいえ、「守勢」のままに終わるのか?
58分、ASエルフェンにこの試合最大のチャンスが訪れた。ディフェンダーからの縦へのフィードに 國井選手が中央を突破。ペナルティエリア外、約18mの距離から
右脚のシュート。アウトにかかったボールはシュート回転し、相手キーパー山郷選手が伸ばした手に触れる事無くゴールに突き進んだ・・・ しかし、無念のポスト直撃。
このワンプレイをきっかけに俄然、ASエルフェンの動きが良くなったように感じた。相変らずレイナスの優位は変わらなかったが、注目していた「意図」を感じられるように
なった。
開幕戦勝利!という期待が込み上げてきた73分。これまでの堅守を誇ってきたASエルフェンディフェンスが崩壊。レイナス岩倉選手に先制弾を許す。
集中の糸が切れ、失点を重ねてしまうのか?という不安が頭をよぎったが、選手達には「攻める!」という意識がまだ残っていた。83分、敵陣左サイドからのボールを
大河原選手、佐藤選手と繋ぎ、佐藤選手がシュート。ボールはゴールを転々としゴールラインを割るかと思われたが、國井選手が諦めずにセンタリングを試みコーナー
キックを得た。そのコーナーキックに相手キーパー山郷選手がかぶってしまい(目測を誤る)ボールは背後へ。詰めた前田選手と佐藤選手であったがキーパーの手が
死角となりボールの弾道を捉えられずチャンスを活かせなかった。試合はそのまま[1−0]でレイナスが逃げ切り勝利した。
【広報委員長の総評】
58分のワンプレイをきっかけに「攻める」姿勢がでてきたのは収穫であったと感じた。少ない回数であったが相手ディフェンスがバタバタした時間帯があったからだ。
あくまでも私が観た感想だが、個々の能力(レイナス選手との)の差もたいした「開き」はないと思われる。守勢にまわった際のディフェンス陣の枚数(人数)を減らして
カウンターを活かせるシステムを試してもらいたいと思った。後半、左サイドがいわゆる「ド・フリー」の状態でレイナス 赤星選手にズタズタにされたが1点に抑えた点を
「良い」方に評価して欲しい。(但し、ディフェンスの統制ができなかったこということなので改善は求む。)前回ベレーザ戦を観戦してのこの試合、相手も違うので単純に
比較はできないが着実に「進歩」していると感じ取れた。後半のプレーが展開できれば、昨年よりも「良い成績」を期待できるのではないだろうか。
(il Sig.雅)

電光掲示板には両チームのメンバーの名前が |

会場は「埼玉スタジアム2002」 |

開幕戦は埼玉ダービー |
