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第33回 狭山市長杯争奪サッカー大会 3位決定戦レポート


第33回狭山市長杯<3位決定戦> 2003.03.16
柏原Aグランド
キニール 前半 ( 0−0 ) サギノミヤ狭山
後半 ( 0−0 )
延長前半 ( 0−0 )
延長後半 ( 0−1 )
【得点】
【得点】
熊田 (延長後半7分)
No 出場選手 交替選手 No 出場選手 交替選手
21 熊谷 陽孝 山谷 武範
有江 洋一郎 関口 英樹
川上 恭文 市川 雅亮
仲 豊正 14 伊藤 直紀 熊田 和彦
早田 昇 永倉 健
16 林 壮 15 畠山 豊和
18 横田 光輝 林 勝彦
斉藤 慶次郎 上野 祐二
10 岩井 峰人 澤田 篤士
大津 均 13 古屋 博行 中尾 英明
15 三浦 伸次 河村 政則


エースの口約 「決めたゼ!」決勝Vゴール!!


3位決定戦は、社会人1部リーグに所属するチーム同士の組合せとなった。トーナメント戦に好成績を残す”キニール”と会長杯に続きベスト4に名を連ね
安定感のある”サギノミヤ狭山”

試合開始1分、サギノミヤ狭山 上野選手の左からのセンタリングに澤田選手が左脚のシュートを放つがゴールを外れる。このオープニングシュートを皮切りに両チームの攻防が展開された。一転、今度はキニールが攻勢に出る。前半3分、キャプテン有江選手がセンターサークル付近からスルーパス。これに反応したFW大津選手が抜け出すがサギノミヤGK 山谷選手がクリアする。
絶好のチャンスが両チームに訪れる。まずはサギノミヤ。前半9分キニールDF陣との競り合いからのセンタリングに上野選手がヘディングシュートするも
左に外れる。続いてキニール。中盤からのロングフィードに三浦選手がくさびとなり、ヘディングで落とす。フリーとなった斉藤選手がシュートするが、またもや山谷選手が間一髪のところで防ぐ。前半は、このような形で一進一退の攻防が続いた。

先週の準決勝ラトルズ戦で攻守に統制のとれたサッカーを展開したサギノミヤであったが、今日は何か”バランス”が悪く感じられた。今大会好調の熊田選手が負傷により出場していないことが影響しているのか?!と思わせた。一方、キニールは、前半の絶好機に見られたような大柄な三浦選手を基点とし、斉藤選手や大津選手に繋げるといった形を繰り返す事で「勝機」がみえてくるのでは?と感じた。

後半は前半の攻防と打って変わり、両チームともなかなか決定機を演出できない。トップの選手と最終ラインが間延びしてしまうといった現象が現れてきた。後半23分、サギノミヤ伊藤選手の左サイドからのセンタリングに中尾選手が左脚シュート。ボールが微妙な方向へ転がり澤田選手が反応したがGK熊谷選手のファインセーブ。一方、後半34分、キニールは敵陣ペナルティエリア外、正面約20mの位置で直接FKを得る。キッカー大津選手が放ったシュートはバーを叩く。両チーム唯一の見せ場であった。

前後半で決着がつかず、大会規定により10分ハーフの延長戦に突入した。延長前半も後半と同様、試合は「動かず」PK戦のムードが漂う。メンバー交代を使って状況を変えない限りは・・・やはりPKか?

延長後半3分。サギノミヤ狭山がついに動いた。脚の負傷により先発から外れていた熊田選手を土壇場で起用したのだ。ベンチからの期待に「決勝ゴールは俺が決める!」と宣言し、ピッチへ・・・
見せ場はすぐにやってきた。延長後半7分、左サイド中尾選手からの縦パスを受けた熊田選手がペナルティエリアへ一直線のドリブルを仕掛け、左脚のシュートを放つ!ボールはゴール右隅へと吸い込まれ、熱戦にピリオドが打たれた。

サギノミヤ狭山は会長杯4位の無念を晴らし、3位を確保した。それにしても宣言どおりの活躍!熊田選手あなたは「偉い!」 筆者も脱帽です(笑)

                                                                             (il Sig.雅)

試合は延長戦へ

3位の表彰を受けるサギノミヤ狭山


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