今日の格言

01.05.27
横浜市歌


大学時代。
なんとなく横浜市歌を口ずさんでいたら、笑われた。
「なにそれ、そんなのうたえるなんて、変だよ」
笑う友人に、私は驚いた。
「なに? そういうの、普通はうたえないわけ?」

急遽知人連中にリサーチをかけたところ、
出身地の歌を暗唱できるってのは、普通じゃないらしい。
しかし、横浜出身者は、
みんながみんな、うたえてしまうのだった。

さればー みなとのー かずおーおかれど〜
このよ〜こはまに〜 まさるーあらめやー

うーん。いい歌だ。
横浜出身者が声をそろえてこの歌をうたう時、
同じ故郷であるという連帯感を噛み締めると共に、
わが町ヨコハマを誇らしく想い出すのであった。

小・中・高と、行事の度に横浜市歌をうたってきた。
逆に、国歌をうたわされることは少なかった。

当時、横浜は、「国歌斉唱」に強く反対していたのだろう。
今は「国歌の義務化」で、さすがの横浜も君が代をうたいまくっているのかもしれない。

が、そういう確執は、子供にはわからない。
何度も口にする歌が「カッコイイ」響きならば、
慣れ親しんだアニメ歌同様、
それが心に強く刻まれるのである。

おかげで、東京に住む今も、ベイスターズファンである。
「みなとみらい」なんて腰砕けたネーミングも、弁護する立場に回らざるを得ない。
観覧車「コスモクロック」が、混雑時相乗りさせられるのも、強く否定できない。

それにしても、森監督になってからのベイスターズの弱さに、
なんともやり切れぬ想いの毎日なのである。


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