01.11.15
首根っこ掴んででも


何で今までこんなにも素晴らしいものを見過ごしてきたんだろうか。
と、愕然とする事がある。
ゲーム(どうぶつの森)とか観光地(富士山)とか、金魚とかパセリもそれに当たるが、
特に、本。
本なのだ。

単価も安い(ゲームに比べれば)、書店でいつも目にしてきた、あの本。
でも「なんか分厚いし」とか「表紙絵が気に食わない」などのくだらん理由で、
手にしてこなかったあの本。

そういう本を読むきっかけは、人に勧められて、ということが多い。
勧められて、貸してもらって。
でもなんか手にとることもなく、しかし読んでないのに返すのもどうかと思い。
そのうちにその本の存在すら忘れて。
で、数ヵ月後に、本棚を整理してたらポロッと出てきたりして、
そこではじめて、ページをめくったりするわけで。

「その本が面白かったりすると、
貸してくれた人に怒りを覚えるんだよな」とある人が言っていた。
「どうして、俺の首根っことっつかまえて、強引に読ませてくれなかったんだ、と怒った事がある」と。

ホント、そのとおり。
今、亡国のイージスを読みながら、ちょっと怒ってる。




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