01.10.20
彼女たちの時代


ドラマ「彼女たちの時代」の再放送を、録画して見ている。

テーマが興味深い。
「私たちはいつから自分の可能性を信じられなくなったのだろう」
「小さな頃、望んで努力すれば何でも手に入ると教えられて育った。でも今の自分は……」
「前向きに生きろと人は言うけれど、どっちが前だか後ろだかわからない自分」

ドラマの登場人物は皆、大人になった自分を
「こんなはずじゃなかった」と深刻に嘆いている。
不本意な営業職だったり、ウエイトレスだったり、テレアポだったり。
そんな自分を変えようと努力するも、もしくは受け入れようと努力するも、
ひずみを隠し切れない。

物語は暗い。これ、本放映時はヒットしたのかな?

さて、どのように展開するのかが楽しみ。
このようなテーマだと、「夢が大切!」のように安易な結論には
持っていきにくいことだろう。
「自我崩壊」や「心に蓋をすべき」のような結論だと、
リアルだが、見ているほうとしてはやりきれない。

たぶん、濁してお終いだとは思うけれど。
テーマのどんでん返しが、万が一にもあるかもね、
と思うと、つい最後まで見届けたくなってしまうのだった。
再放送だと、数話分まとめて見れて便利だし。



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