01.10.16
悟り一考(成功編)


その都度、悟ったような気分がある。

なんとなく洒落で、というノリでいくと成功するのだと悟る。
が、そんな軽い動機では長続きしないと反省する。

がむしゃらに頑張るハングリーマン、それこそビックサクセスへの近道と悟る。
が、ハングリーすぎると周りが引いていく事に気が付き、反省する。

ハッタリこそすべての「高飛車人間」、せちがらい世の中を演技で乗り切るべきと悟る。
が、高慢ちきな態度で友人を減らし、反省する。

何も考えぬ自然体、それがなんだかんだ言って一番だと悟る。
途端にズボラな性格が顔を出し、何もしなくなる自分に反省する。

反省ばかりしていると、悟りそのものに疑問を持ちはじめる。
自分の思考などなんら役に立たず、
結局は「現実は厳しい」的世の中論に傾いてきてしまう。

今は「地道にやってりゃ、そのうちなんとかなるだろう」と、
夢と現実の折中案(現実寄り)を心に言い聞かせてやってはいるが、
これもいつ変更されるかわからないところ。
いつか、成功したと自分が感じれる日が来た時、
そこで心に秘めていた「悟り」が、じぶんにとっての「成功の秘訣」になるのだろう。
が、今のような回り道にまつわる悟りの数々は、
きっとどこかで役に立つのだろうと強く信じる。
子育てとか、物語とか、今は想像のつかない場面でとか。



表紙に戻る