01.09.04
大人的ドキドキ


ヘイヘイヘイでカワムラリュウイチが言ってた。
「大人になると、驚きがなくなる」

確かに。
今、珍しいもの食べても、ガキの頃食べたカップすもものインパクトに勝ることはない。
ドアを開いて鍋がふってきても、仕掛けた奴を「ぶっ殺す」とまでは思えなくなった。

そんなこんなで、世の大人たちは、不倫したり賭博麻雀して、
ドキドキ感を補っているのだろうが、
なんか違う感じだ。
ガンとか性病とかにかかってもドキドキはするだろうが、
それはまた別次元だ。

最近、ドキドキしたかな? と考えてみた。

すばる文学賞の選考結果を見開く時、ドキドキした。
あっさり落選してて、書店でへばりこんだ。本当に。

8月分家賃をおろしたら、口座残高が281円になってたのでドキドキした。

スハスハスハスハッと小刻みに息を吸って吐いたのち、
息を止めたら、3分頑張れた。この新発見にはかなり感動した。

うーむ。やはりなんか違うな。
ドキドキの質としては、ガキの頃同様、もしくはそれ以下だもんな。
みんなは、どうしてんのかな。



表紙に戻る