01.08.31
切り抜いたような夏の一瞬


2001年の8月が終わります。
大人にはもう関係がないけれど、8月の終わりは、夏休みの終わりでもあります。
夏休みの終わり、すなわち、夏の終わりなのです。

まぶしくかがやく思い出に、夏休みのシチュエーションが多いのは、私だけではないはず。
「なんであんなことできたんだろう」
といった思い出が、パッの脳裏によぎります。
今思い返すと、不思議かつ不可解なエピソードばかり。
瞬間的な記憶なので、そのシーンの前後関係は、定かではないのですが。

大嫌いだったはずのガキ大将と、すごく楽しげな毛虫の投げ合い。
なんでそんなメンバーで、と疑いたくなるようなメンツでの、サイクリング。
沢蟹戦争。
合宿中、先輩の鞄の中に大量の蛾。
「斜め懸垂なら一生できるよ」事件。
尾瀬にて、早朝の霧の中の狐。
スイカ戦争。
台風の目の真下。
一面の向日葵畑。


さて。現在の生活は、はたしてこれから先、
「切り抜いたような夏の一瞬」に値するものかどうか?
それは後々になってみないとわかりません。
でも、記憶に残るようなアクションをしてこなかった今年なので、
なんとも残念だったりします。



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