05.03.01
健康保険覚え書き





会社辞めたら、健康保険の手続きをしなければならない。
そこで選択を迫られるのが、任意継続するか否か。否なら国保。
任意継続とは、会社で入っていた健康保険を、最長で二年間まで継続させること。
注意すべきは、会社が半額負担していたものを、退職後は全額支払わねばならぬこと。

かかっている医者も無いので、単純に値段だけで決めようと思った。
任意継続した場合の月額は、会社の担当者に聞いたら試算してもらえた。
国保の月額は、ネットで調べてもイマイチ分からず、退職日までに調べがつかなかった。
とりあえず、会社から任意継続と国保の手続き書類をすべてもらって、辞めた後に考えることにした。

さて、晴れて退職。
まず、区役所の出張所に行った。すると、計算式を教えてくれた。
その計算式には、前年の住民税額が必要。
「そういうの、そちらで調べて計算してもらえませんか」と聞いたら、
あっさり「無理です」と答えられた。
住民税額を教えることはできないのだと断言され、仕方なく書類を探すため帰宅。

書類が見あたらない。
区役所に電話してみた。
「短冊形の紙で、納めた住民税額を各家庭に送付しているはず」と言われた。
見覚えないなあ、なんて言ってしまったら、電話の向こうの声色が変わった。
「あなたちゃんと納めていますか?」

疑う役人をなだめ伏せ、
「納めた住民税を知る術はないのか」と尋ねた。
「課税証明書を出張所などでもらって下さい」と言われた。

出張所?
さっき行ったところじゃんか!
しかも、「ここでは住民税額は教えられない」と断言したのに!

出張所に再度行く。
あえてさっきの担当者の列に並び、
「課税証明書をもらえば、去年の住民税分かるのではありませんか」と言う。
「ああ、そういえばそうだったね」としれっとした顔。
怒りを抑えて、300円払って、課税証明書ゲット。住民税も分かった。

結果、私の場合は、任意継続よりも国保のほうが月額5000円近く安かった。
よって国保で手続き。
ちょっと疲れた。



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