04.07.10
うなぎっ




会社のヒトが、夕ご飯にセブンイレブンの「鰻弁当」を買ってきた。
「さすが鰻。さすが800円。うまいうまい」と見せつけつつ食らったあげく、
私が食べてたのり弁見て「あーあ、そういうの夏ばバテそう」なんてほざきやがった。

まあその後、そいつは謎の惨劇(カルピスソーダのペットボトルに烏龍茶ティーバックがねじ込まれていたり、タバコが全部逆さに入っていたり、会社の女の子に手を出した逸話がいつの間にか周知の事実になっていたり、等々)に次々と見舞われるわけだが、それはさておき。
鰻が食いたくなってしまった。
どーせなら浜松までくり出して本場もん食ってやれと本気で思った。計画も立てた。
でも「下北沢に老舗の行列系鰻屋さんあるよ」と聞いて、あっさりそっちに変更。

行ってきた。野田岩って店。グルメシティの裏。
ふと気が付けば、これが鰻屋デビューなり。そんな身の上。
おとなになったなあ自分、と感慨に耽りつつ、鰻重(梅:2625円)注文、心して食す。

美味しかった。これは素敵体験。
今までスーパーのパックで食べてた「濃厚タレ味」は、あれは別物だったのね。
これぞ鰻味。あっさりしていて、薫り高い。
きゅっと締まった身が、口の中でホロホロと溶ける。

いやはや、大満足。
来年また行こうと固く決意。
それにしても、こういう「食」デビュー、まだまだ残っているな自分。
次は回転寿司デビューでもしてみようか。




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