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妊娠出産の記録(チョロスケの巻)

妊娠判明
つわり
里帰り
出産
妊娠判明
仕事がたて込んでかなり忙しかった年末、ようやくの仕事納めでその年の忘年会はかなりはじけた。ビール好きばっかりがそろってたので、テーブルには次々と空のジョッキが並んでた。数日後、毎月キチッと来るはずのものが、まだないことを思い出し、ちょっと期待しながら生まれて初めて妊娠判定をしてみた。そしたら見事にビンゴ!!

結婚して1年ちょっと、すぐに子供を授かりたかったのになかなかできず、けっこう悩んだ時期もあったので、ものすごーくうれしかった。でも思い出される忘年会の記憶。確かジョッキで8杯までは覚えてるんだけど。。妊娠に気付いてなかったとは言え、そうとう飲んだくれてしまった。お腹の子に悪影響があったらどうしよう。心配だったけど、ヨロコビの方が大きかった。その日を境に、断乳までの約2年間キッパリと酒を断ちました。

つわり
つわりの時期はやっぱりつらかった。いわゆる食べづわりというやつで、常になにか食べていないと気持ち悪い。でも二日酔いがずっと続いているような感じなので、食べ物を想像するのもイヤ。産科の助産婦さんに、枕元にちょっとつまめるお菓子なんかを置いといて、朝目が覚めたらすぐにひとくち食べてから起きると、少し楽だと教えてもらったので実行してみた。コレはまあ多少効いたみたい。

バイト先に行く途中にあるそば屋とラーメン屋のダシのニオイがつらかったなー。ラーメン屋はとんこつだったし。

でも、不思議と仕事してる間はそんなにつらくなかった気がする。

普通、食べづわりの人って「コレなら食べられる」っていうメニューができるらしいんだけど、私の場合、特になかった。。。それなのに、妊娠初期にあるまじき、5ヶ月で体重6kg増という不思議な現象が。

母子手帳に「減食しなさい」のスタンプを押され、別室で助産婦さんにお説教された。コレ以上どうやって減食しろっていうのよ。もしかして夜中に寝ぼけてなんか食べてたのかなぁ。

里帰り
初めての出産でなにかと不安もあったので、出産予定日の1.5ヶ月程前から里帰りした。実母と姉世帯が同居していて、甥っこが2人いる。下の子は、チョロより4ヶ月早く生まれたので、よくおふろとかおむつ替えとかの練習台になってもらった。小さい子が2人いるので、かなりにぎやかだったけど、おかげで出産まであっという間だった気がする。

結局予定日を5日過ぎてしまい、陣痛が早く来るように、アパートの階段(4F)を20往復したり、毎日広ーい公園を歩き回ったり。真夏だったのでかなりきつかった。ヒョロオ君も、車で1.5時間の道のりを毎週通ってくれて大変だったみたい。でも、私がいない間侘びしい食生活を送っていたので、週末になるとごちそうが食べられて喜んでた。

で、いよいよ出産当日。

出産
予定日を5日過ぎたその日、夜中に痛みで目が覚めた。何度も前駆陣痛にダマされてきたけど、今度のは明らかに今までのとは違う痛みだったので、陣痛の間隔をはかってみるとすでに15分間隔になっていた。産院に電話すると、すぐ来るようにいわれた。夜中の4時頃で街中は人気もなく、少し雨が降っている。母の運転する車の中で、「いよいよだー!」と、ちょっとわくわく。この時はまだ余裕があった。

産院に着き、内診を受けると子宮口は3cm開大。10cmまで開かないと産まれないので、まだ時間がかかりそう。

家を出る前にヒョロ男君に電話を入れたら、夜中なのに起きていた。なんだか寝付けなくて起きたところだったらしい。凄いぞ父のカン!すぐに会社を休んできてくれることに。遅くても朝7時にはこちらに着くはずなのに、待てども待てどもやってこない。途中で事故にでも遭ってたらどうしよう。波のように寄せては返す痛みの中で、だんだん不安になってきた。

9時になり子宮口も7cm大になって、先生にも「お昼までには生まれるね」と言われた頃、やっとヒョロ男君が来てくれた。なんでも、近道をしようと川沿いを走っていたら、調教に向かう競走馬に足留めを食らい、さらに首都高で事故があって通行止めで出られなくなっていたらしい。こんな日にそんな目にあうなよ。

とにかく、痛みはまずます激しくなり、子宮口はとうとう9cm大に!ところが、それ以降担当の助産婦さんが「ほとんどいいんだけど、あと少し残っているのよねー」とのんびりと言い続け、「残ってるって、何がだよっ!!」と心の中で叫びつつも、もうがまんできなくなってきた。

昼過ぎに、その助産婦に頼み込んでようやく分娩室に入れてもらったけど、まだ「おしいねー」とか言われ続ける(怒)。それから2時間、ほぼ10cm開大の陣痛に耐えた。その頃には、もう意識は朦朧として、疲労で眠ってしまい、陣痛の痛みで我にかえる、というのをくり返していた。経産婦である姉に、「陣痛中、空気は口ではいて鼻で吸え!」と教えてもらっていたので、それだけはがんばって実行していた。そのうち、様子を見に来た先生が触診すると、「何をやってるんだ、こんなにがまんさせて!!もう十分じゃないか!早く準備しろ!」と助産婦さん達を怒りはじめた。その声で、周りにいたスタッフがばたばたと動き始め、「いきんでいいよー」と言われて、3回目のいきみであっという間に生まれた。

すぐに胸の上に生まれたてチョロを乗せてもらい、ぱっちりと目を開けて不思議そうにこっちを見ているチョロの手を握った。産声は「ファー、ファー」というかすれた小さい声だったけど、まなざしは意外に力強かった。

子宮口ほぼ10cm開大の陣痛を、3時間以上耐えて疲れているはずなのに、ベッドに戻っても興奮で眠れなかった。ヒョロ男君も興奮でおかしな言動をしていたし。。。あとで、生まれた瞬間泣きそうだったと言ってました。

とにかく、うちのチームに新メンバーが加わり、新しい生活が始まりました。

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