楽に逢う時は
七宝楽邦の楽しみを
発(おこ)して念仏し、
苦に逢う時は
三途八難の苦しみを
思い出して念仏すべし。

【出典】
 西山国師法語

雅子作


覚えず
歌声が
出るほどに

楽しく
嬉しいときは

西方
極楽に
想いを馳せ
念仏をせよ

苦しく
あまりの
辛さに

眉間に
しわを寄せ
呻き喘ぎ
悶々たるときは

阿鼻
叫喚地獄の
苦しみを想い
念仏をせよ