仏は一音を以って法を演説したまうに
衆生は類に随いて各解することを得、
皆な世尊は其の語を同じくすると謂う。

【出典】『維摩経』
 仏陀は同一の言葉で説法されるが、
聞くもの一人ひとりにとっては、
「私自身のために道を示されているのだ」と
感じ取ることができる。


潮音寺本尊阿弥陀如来像 撮影:沐魚



しずかに
経唱ふれば

みほとけに
鼓動
息吹
ことばあり

ことば
一音にして
低く幽し

一音
我れがため

一音
我れがことば

一音
我れが教え

南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏