人間怱怱営衆務 不覚年命日夜去
如燈風中滅難期 忙忙六道無定趣
【出典】善導大師『日没無常偈』
人間は、慌ただしく世事に追われ、残命が、
日夜流れ去りゆくことに気づいていない。
風に揺らぐ灯火が、いつ消えるか分からないと同じように、
忙しく巡る六道輪廻の世界では、その往き先は定まらない。
灰釉花入:村瀬 寛
セカセカ
ああ
忙しいギスギス
うむ
優しくなれないプンプン
もう
怒れてくるしかして
時は
ただ流れゆき明日の命の
定まるところを
知らずしてただ
時は流れゆく