いっしんふらん

一心不乱

【出典】『阿弥陀経』
あれこれと心を乱すことなく、
かたく浄土往生を信じ、念仏を 唱えること。

撮影:沐魚


雨後の午後
水たたふ
手水覗かば

抜けるほど
浄く透き
水たたふ
手水に
眼を凝らさば

円き鉢の水面に
蒼き空
白き行雲
映へ澄めり

心凝らさば
円き鉢の水面に
安寧ぞ澄む