小野小町(おののこまち)と同じ産湯(うぶゆ)の長南氏 |
菅原道真がなくなった翌年、古今和歌集が編さんされ、その中に小野小町の
花の色はうつりにけりないたずらにわが身よにふるながめせしまに の歌が収められ、後に小倉百人一首にも入りました。この小野小町という人は、出羽国の郡司小野良真のむすめで、絶世の美女といわれた人ですが、この小町が生れたのは最上川のほとりの小野里という所です。 このあたりにも長南氏がたくさん住んでいますが、もちろん立谷沢川の上流の長南まきから分家してきた人もありますが、それとは別にもっと古い家もあるようですから、あるいは立谷沢に入った長南氏と同じ頃に、ここに来た先祖があるのかもしれません。 |