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ガイスター(Pi STARTER版)

ひとりで遊べる「ガイスター」です
ダウンロードはこちらから

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本作を遊ぶにはRaspberry Pi(※1)本体ならびに「Pi STARTER」(※2)が必要です。

※1.Pi STARTERはRaspberry Pi 4では動作しないとのことです(2020.2月現在)。
また、Raspberry Pi model B+ だと正常に音が出ないことが確認されております。

「Pi STARTER」目的でRaspberry Piをご購入の際にはどうか十分にご注意ください。

※2.Pi STARTERは、開発:株式会社スマイルブーム/販売:TSUKUMO の製品です。


noteにて紹介


インストール方法(例:Windows10)


01.
ダウロンードしたファイル(GEISTER.zip)を解凍します。
「GEISTER」というフォルダができたことを確認してください。
 >>> 

「GEISTER」フォルダを開いて、以下のファイルがあることをご確認ください。
(拡張子なしの「GEISTER」というファイルです)


02.
Pi STARTERのMicroSDをPCに(アダプターなどを使用して)セットします。


03.
「フォーマットしますか?」などメッセージが出てきますが、絶対に実行せず、
「キャンセル」や「いいえ」などを選んでください!
(ここで操作を間違えてフォーマットしてしまった場合でも、補償などは一切いたしかねます)


04.
リムーバブルディスク「boot」が出てきますので、それを開きます。


05.
[SMILEBOOM]フォルダを開きます。


06.
[SMILEBASIC-R]フォルダを開きます。


07.
[workspace]フォルダを開きます。


08.
01.でダウンロードし、解凍してできた「GEISTER」ファイルをそのまま[workspace]の中に入れます。
(フォルダごと入れるのではないのでご注意ください)


09.
これで「ガイスター」を遊ぶ準備が整いました。
PCからMicroSDを取り外し、Raspberry PIの中にセットしてください。


起動方法


01.
Pi STARTERを立ち上げ、「プログラムを書く」を選択します。

02.
SmileBASIC画面が立ち上がったら 「LOAD "GEISTER" 」と入力します。

03.
「RUN」で実行です。


ゲームの内容について


有名なボードゲーム「ガイスター」をソロプレイで楽しめるようにしたものです。

「ガイスター」(作:アレックス・ランドルフ)とは1982年にドイツで発売された

2人プレイ用ボードゲームで、日本でもいまなお売れ続けている作品です。


各プレイヤーはそれぞれ青(良いオバケ)と赤(悪いオバケ)を4つずつ持っています。

これら計8個のコマを、自分の陣地の手前中央4×2マスに配置するところからスタートです。

どれをどの場所に配置したかは、お互いに自分にしか分かりません(相手からは見えない)。


お互いに並べ終わったら、先攻/後攻を決めてゲームスタート!

ターン(順番)制なので、将棋のように先手番>後手番の順でプレイします。

自分の番でできることは、自分のコマどれかひとつを上下左右のどこかひとつに動かすこと。

これをお互いに繰り返し、以下の勝利条件を先に満たした側が勝ちです。

 

<勝利条件>

1.相手の青(良いオバケ)をすべて取る。
2.自分の赤(悪いオバケ)をすべて相手に取らせる。
3.自分の青(良いオバケ)をひとつ、相手陣地の上部端より脱出させる。

 

このようにルールはシンプルですが、相手のコマが赤か青かが常に分からないため、

「読み合い」の要素が強いゲームです。





本作の特徴について


本来2人いないと遊べない「ガイスター」を

コンピュータゲームとしてひとりで遊べるようにしたのが最大の特徴です。

一応、ルールの説明を画面内に表示されるようにしたので、

「ガイスター」未経験の方でも楽しんでいただけるかと思います。


次に、コンピュータゲームならではの要素としてスコア制を導入しました。

CPUがそれなりにプレイヤーの手を読もうとするようには作りましたが、

所詮素人の作った思考ルーチンなので、狙って勝つのは簡単だと思います。

なので、全戦全勝でつまらなくなったらハイスコアの更新を目指してみてください。

80点いくようになればたいしたものです。

(100点超えはよほどの運に恵まれないと不可能だと思います)

ハイスコアは記録されますので、何度もプレイし更新を狙ってください。

 




機能説明


01.
音声の変更が可能
[Z]キーを押すと、効果音が女の子の声に切り替わります。
もともと女の子の声Verで作っていたのですが、当家の家内から
「いかがわしいゲームを作っている!」との物言いが入ったため、
デフォルトは効果音に切り替えたという経緯があります(笑)

02.
音楽出力切り替え(ヘッドホン端子/HDMI)


 

03.
ハイスコアの保存

消去したい場合は[workspace]フォルダ内の
「GEISTER_HISCORE[0]」というファイルを消去してください。



制作後記


chitoseArkとして発表する作品としては、前回の「人狼ゲーム」に続いて

2作品目ということになります。


制作のきっかけは、スマホ(Android)でフリーダウンロードで遊んだ

「ガイスター」(何故か「ルドルフ」とかいう名前)がどうしても自分の中で許せず、

「こんなだったら私が100倍出来いいの作ったるわ!」

とか思って止まらなくなってしまったことです(笑)。 

そうは言ってもプログラミング勉強の一環なんだし、言語どうするか迷いましたが、

結局前回の「人狼」で慣れたPi STARTERのSmileBASICで作ることにしました。


今回チャレンジとして「ゲームボードをSmileBASICの命令だけで描画する」と決めました。

これまでの私のプログラミングはどちらかというとテキストアドベンチャー的な性格が強く、

文字表示と条件判定でその大半を作り、画像は別ファイルを読み込むというものでした。

外部からの画像は一切読み込んでいないので、まぁゲームの見た目としてはしょぼくなって

しまいましたが、自身のプログラミングスキルは間違いなく向上した気がします。


外部からの画像読み込みをしなかった理由として、プチコンシリーズなどへの移植も検討

しているのもあります。あれPCで描いたグラフィック等を持ち込めない仕様のようなので

(当方が調べた限りではそのようなのですが違いますか?)

せめてプログラム単体で完結するように作っていれば移植も容易かなと。

やるかやらないかは分からないですけどね。他の言語の勉強もこれからしたいですし。


最後に、最も苦戦したのは実はCPUの思考に関する部分で、実に2度作り直してます。

それでも正直盤面全体を使って読めてないんで、難易度としては激弱です。

ボードゲームの思考ルーチン作るのってこんなにしんどいとは思わなかったですよ。

プログラム読むと分かるのですが、CPUは多少イカサマっぽい読みをしてたりもします。

ゲーセンで遊ぶ脱衣麻雀みたいなえげつないイカサマはしてないと思うのですが(笑)。

 


制作にあたり参考にしたゲーム作品


『ガイスター』(メビウスゲームズ)

これが本物のボードゲーム版です。これを見ている皆様、興味が沸きましたら
ぜひこちらを仲の良い友人やご家族などとプレイしてみてください。


制作にあたり参考にした書籍


松原拓也 著『ALL ABOUT Pi STARTER』(電波新聞社)

前回の「人狼」のときに引き続き、今回も最もお世話になりました。
松原先生には感謝いたしております。


山森尚 発行・さあにん@山本直人 編集・制作
『プチコン3号+BIG 公式リファレンスブック』(徳間書店)

SMILEBASICの命令は上の『ALL ABOUT Pi STARTER』にも載っているのですが、
若干こっちの方が詳しく掲載されているので、共にお世話になりました。


お世話になったサイト

Pi STARTERのご紹介

ラズパイの右も左も分からなかったときからお世話になりました。
無線LAN非搭載の機種なのに「私のラズパイがネットにつながらない!」と
質問を投稿し皆様に大変ご迷惑をおかけしたのは私です(土下座)。


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