がちゃ、からんからん♪
？？：こんばんわ♪
なこ：いらっしゃいま・・・あら！
？？：どお？儲かってる？
なこ：ん〜・・・まあまあですね。
？？：おや？先客？・・・って、コイツか。
客：コイツは無えだろう、コイツは。
？？：あんたなんかコイツで充分よ。
客：ひでえ・・・
なこ：まあまあ・・・仲いいですね。
客：今の会話の何処を聞いたらそうなるんだ？
？？：ホント。
なこ：くすくす☆
なこ：・・・！ありがとうございます！
客：案外早かったな。
？？：一週間ってトコかしら？
客：たいしたもんだ。
？？ふん、おだててもナニもでないわよ。
ところで、これ・・・
この店の証文と実印。
なこ：すみません、何から何まで・・・
？？：世間知らずもいいけどさ、あんなのに渡さないでよね。
なこ：・・・ごめんなさい。
客：へっ、おかげでお前等に仕事がきたんじゃねえか。
？？：おだまり。
客：おまけに、なこるるに貸しも作れたしな？
？？：うるさいってば！（＾＾；
一杯貰えるかしら？
なこ：はい☆すぐに。
主水：・・・で？
初音：なに？
主水：代官の野郎は？殺っちまったのか？
初音：んふふ♪
主水：まさか・・喰っちまったんじゃあ？
初音：不味そうだったからねぇ・・・
死ぬほど脅かしてから、簀巻にして裏の川に放り込んどいたわ。
主水：溺れちまうぞ。（＾＾；
初音：あの手のキャラはしぶといから、大丈夫でしょ。・・・たぶん。
ま、しばらくは大人しくしてるわね、きっと。
主水：そうかぁ？
初音：なによ、元々アンタの仕事でしょ〜が？
初音：だから？
主水：「仕事人」てのはな、殺しがねえと動けねえんだよ。
初音：ふ〜ん・・・
主水：そうでも無けりゃ、お前みたいなバケモンに話なんかもっていかねえけどな。
初音：あら、言うわね（--メ
なこ：おまたせしましたぁ〜！（危な〜・・・（＾＾；）
初音：なこちゃ〜ん、このオッサンがいぢめるぅ〜（ひしっ）
なこ：あはは・・・（＾＾；
でも、
主水：芥の野郎は前から気に入った女の弱味を握っちゃあ、好き放題してやがったからな。
なこ：私、いつから初音さんのモノに・・・？（＾＾；
主水：他の連中もご苦労だったな。
初音：芥のヤツ、最初の晩で泣き入れるかと思ったんだけどねぇ。
お陰で全員、出張っちゃったわ。
なこ：それじゃあ、皆さんにお礼として向こう三ヶ月、この店で食べ放題ってコトでどうでしょう？
初音：・・・潰れるわよ、この店（＾＾；
・・・それにね。
なこ：はい？
初音：同じ食べ放題なら私、なこちゃんを食べ放題のほうがイイな♪（なでなで）
なこ：あ、あの・・・手、撫でまわさないでくれます？（＾＾；
主水：コイツ・・・芥よりヤバイかも（笑）
すずめ：こ、これが「山吹色の菓子」か！
雪枝：ほ〜ほっほ！でかしたわ、初子！
すずめ：ユキ、下半身しか写ってないよ（＾＾；
雪枝：気にしませんわ〜♪
すずめ：キャラ変ってるし・・・（＾＾；
初子：喜んでもらえて嬉しいですぅ。
すずめ：えらいぞ、初子！このオヤヂ・キラー！！
雪枝：ほ〜っほっほ！さっそく山分けよ！
初子：でも金紙みたいな色ですネ、ホントの小判って。
すずめ：意外と安っぽい色だよな。
雪枝：あら、ホント・・・（ひょい）
けっこう軽い・・・ん？
すずめ：どうした？
雪枝：賞味期限・・・？
初子：む、剥いてみますネ・・・（ぺりぺり）
すずめ：あ、ホントのお菓子・・・（；＿；）
雪枝：な、なんで・・・？
初子：代官さん、甘党とか・・・？（＾＾；
すずめ：初子、お前コレどっから持ってきた？
初子：代官さんの部屋から・・・あ！
雪枝：ナニ！？
初子：部屋から出たあと、証文を捜すとかで母さまがしばらく持っていきました・・・
雪枝：あ、あの女〜・・・（--メ
すずめ：やられた〜（；＿；）
雪枝：こうなったら・・・（じいぃっ）
すずめ：そうだな・・・（じろっ）
初子：な、なんですか？二人とも・・・（＾＾；
すずめ：おらおら！カイボ〜だ、カイボ〜！！
初子：ひええ！結局こうなるんですかぁ（；＿；）
すずめ：大人しくしろぉ！
雪枝：コマ回しよ！コマ回し！！
初子：あ〜れ〜・・・（でも、代官さんにやられた時みたいにヤじゃないかも・・・ぽっ）
すずめ：嬉しそ〜に顔を赤らめるな！（＾＾；
雪枝：初音〜！いつか勝負してやるわ〜！！
初子：それは無理だと・・・（＾＾；
雪枝：おだまり！その前にあんたで腹癒せよ！！
ほ〜ほっほ！
初子：あぁっ、ソコはダメェ〜〜・・・
―そして、世は事もなし・・・・
「ば〜さす悪代官」 終
お〜ほっほっほ！！！
なこ：絶対、悪役ですよね・・・（ひそひそ）
主水：間違いねえよな・・・バケモンだし・・・（ひそひそ）